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ヤマハルーター VRRP 動作検証 IPoE設定ルーターとPPPoE設定ルーターの冗長化 (サンプルconfigあり)
![](https://assets.st-note.com/img/1647581120576-XPkXGKjYzk.jpg?width=800)
図1
※この記事は、ヤマハルーター関連有料記事まとめマガジンにも含まれていますので、他の記事で紹介されているヤマハルーターの技術情報にもご興味のある方はマガジンでの入手が、断然お得です!
ヤマハルーターの冗長化機能 VRRP動作検証してみました。
構成は、上図(図1)のようなものにしました。
RTX830はIPoE接続によるインターネット接続、
RTX810はPPPoEによるインターネット接続しています。
RTX830がIPoEでのインターネット接続になっているため、
VRRPの設定には少し工夫が必要でした。
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IPoEで接続しているRTX830のプライオリティの値をRTX810よりも大きくし、通常はマスタールーターとして動作させます。
それぞれのIPアドレスを192.168.1.1/24と192.168.1.210/24とし、
仮想ルーターの仮想IPアドレスのIPアドレスを192.168.1.254/24とします。
LAN側の端末は、この仮想IPアドレスをデフォルトゲートウェイとして指定することで、デフォルトゲートウェイの冗長化がはかれます。
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端末からインターネットへの実際の通信は、通常時は、マスタールーターであるRTX830を経由して流れます。
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何かしらの障害が起こりRTX830経由のインターネットへの通信が出来なくった場合、RTX810がバックアップルーターからマスタールーターへ昇格し、インターネットへの実際の通信はRTX810を通過するようになります。
VRRP設定したVRRPルーター間はVRRPメッセージを定期的にやり取りしています。そして、バックアップルーターがマスタールーターからのメッセージを確認できなくなるとバックアップからマスターへ昇格します。
また、後ほど詳しく説明しますが、シャットダウントリガー設定というものをしておくことで、設定したトリガー(きっかけ)が起こった時に、バックアップがマスターへ昇格するという動作にも設定できます。
では、ヤマハルーターへの具体的な設定ですが、
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