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ヤマハルータ― ポートベースVLAN設定手順
この記事では、ヤマハルーター ポートベースVLAN機能の設定手順をご案内します。ヤマハルーターは、RTX830を使用します。
ポートベースVLANでは、ポート単位でブロードキャストドメイン
(ARP要求が到達する範囲) を制御することができ、
VLANごとに異なるネットワークセグメントを割り当てることができます。
ポートベースVLANについての詳細は下記のヤマハサイトをご参照ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1676028265837-jIhoDdIb5P.png?width=1200)
上図は今回ご紹介するポートベースVLANの設定のイメージ図です。
LANポートのポート1、ポート2をVLAN1
LANポートのポート3、ポート4をVLAN2
VLAN1を192.168.20.1/24
VLAN2を192.168.40.1/24
に設定します。
設定はコマンドにて実施します。
lan type lan1 port-based-option=divide-network
vlan port mapping lan1.1 vlan1
vlan port mapping lan1.2 vlan1
vlan port mapping lan1.3 vlan2
vlan port mapping lan1.4 vlan2
ip vlan1 address 192.168.20.1/24
ip vlan2 address 192.168.40.1/24
dhcp scope 1 192.168.20.2-192.168.20.191/24
dhcp scope 2 192.168.40.2-192.168.40.191/24
ポートベースVLANの設定は、インターネット接続設定など他の設定をする前に一番最初にやることをお勧めします。
いろいろな設定をやってしますと、IPアドレス情報が、フィルター設定や
NAT設定に組み込まれてしまっていて非常にややこしいです。
インターネット設定、ネットボランチDNS設定、リモートアクセスVPN設定、拠点間VPN設定はいずれもそれほど難しくはないので、すでに設定済みのルーターであれば、現状の設定をバックアップして、初期化を行い
VLAN設定をした後、各設定をしていくのが結局簡単だと思います。
ちなみに、LAN分割設定を実施すると、
WebGUIでのIPoE IPv4 over IPv6の設定が出来なくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1676028988184-ohUlPQlKMX.png?width=1200)
では、LAN分割機能(VLAN)を利用しつつIPv4 over IPv6設定するためにはどうするかについては、別の記事にしたいと思います。
興味のある方は、フォローしていただき少々お待ちください。
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