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ヤマハルーターのフィルタは順番に処理される。 ~フィルタにまつわる重要な約束事~
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今回の記事は、ヤマハルーターのフィルタが、
順番に処理されるということをご案内しようと思います。
そして、フィルタにまつわる重要な約束事の話をいくつか
したいと思います。
フィルタとはファイヤーウォール機能と言っても良いと思います。
あるプロトコルの通信をブロックするとか、ある宛先の
通信は通過させるとかそういった定義を、ヤマハルーターでは、
フィルタ番号をつけて管理しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1666594050835-Lo4FJm6dlD.png?width=1200)
rejectというのが通さないブロックするという意味で、
passというのが通過を許可するという意味になります。
上記の例では、4020,4030がフィルタ番号になります。
そして、あるインターフェイス、例えば、外部との通信をするための
PPPoEのインターフェイスに対して、定義したフィルタ番号を適用します。
![](https://assets.st-note.com/img/1666594206181-qRhNn0dfiJ.png?width=1200)
適用されたフィルタは、並べてある順番に処理されます。
この例では、4020、4030、4040、4050と処理されることになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666594342793-NfIgNpO1CZ.jpg?width=1200)
重要のポイントとして、
先に処理されるフィルタで、処理が決まった通信は、
後のフィルタで処理されることはありません。
これは何を言っているかというと、
例えば、4020のフィルタの処理結果として、ブロックされてしまった
通信はそこで、処理が終わりです。
![](https://assets.st-note.com/img/1666594420163-AbyTCOS1Xx.png?width=1200)
次に続くフィルタのチェックを受けて、通信が許可されるということは
ありません。敗者復活戦はないのです。
また、逆に、先に通過を許可された通信は、後に続くフィルタによって
ブロックされることはありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1666594508860-gecHdnZ6eA.png?width=1200)
合格が決まったら、2次審査、3次審査を受ける必要はないのです。
次のフィルタに回されるのは、ブロックもされないし、通信の許可も
されなかった通信です。
イメージでいうと、各フィルタ番号で、前から順番に審査を受けていき、
不合格の場合、合格の場合は、そこで、審査終了
不合格でも合格でもなければ、次のフィルタでの審査に向かうという流れになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666594581380-kMCGWVKCVj.png?width=1200)
順番に処理されるので、例えば、
すべての通信をブロックするというフィルタがあると、
そこで、すべての通信はブロックされてしまうので、その後に、
ある通信を許可するフィルタがあったとしても、それが処理されることはなく通信はブロックされてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1666599856241-Tl3ycWfk43.png?width=1200)
そして、もう一つフィルタ機能には、重要な約束事があります。それは、
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