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オンライン資格確認用設定時のヤマハルーターの役割

前回、ヤマハ公式サイトに掲載されている

ヤマハルーターのオンライン資格確認用設定のconfigの中身を、具体的にどんな設定をしているのかを解説しました。

今回は、その続編的な内容になりますが、要するにヤマハルーターはどんな役割をしているのかを解説しようと思います。

まずポートベースVLAN機能を使って、VLAN1とVLAN2と2つのネットワークに分けています。
そして、VLAN1に、オンライン資格確認用の端末(パソコン)を接続し、
オンライン資格確認資格ネットワークとIPv6で通信可能にします。

VLAN2は、なぜ必要かというと、オンライン資格確認端末にある情報にアクセスしたいレセプト端末からの通信を可能にするためです。
VLAN2は、レセプト端末が接続されているネットワークと接続します。

それなら、ヤマハルーター自体を、既存ネットワークに含めれば良いのではないかと考えるかもしれませんが、セキュリティを考えてレセプト端末からは、オンライン資格確認端末へはアクセスできるが、オンライン資格確認端末側からは、レセプト端末へのアクセスは出来ないようにしたいので、通信を制御するために、VLANで分けています。

このように、VLAN間で片方向のみの通信を可能にするために動的フィルタ設定を利用しています。

また、オンライン資格確認端末が、オンライン資格確認ネットワークにアクセスできるように、名前解決のために問い合わせるDNSサーバ割り振り設定もしています。



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