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ヤマハルーター活用術 電話機を増設する

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ヤマハルーターには、VoIP機能を持った機種があります。
VoIPとは「Voice over Internet Protocol」の略で、
インターネットやイントラネットのようなIPネットワーク上で
音声通話を実現する技術のことを言います。

NVR500,NVR510,NVR700WなどがVoIP機能を持っており、
少し古い機種だとRT58iなどもVoIP機能を持っています。

図1


VoIP機能を持った機種は、インターフェイスに
TELポートがあり、そこに電話機をつなげて
電話を使うことができます。

図2

このドキュメントでは、ヤマハルーターのVoIP機能を使って、
ひかり電話で利用できる電話機の台数を増やす活用術をご紹介したいたと
思います。
NTTホームゲートウェイに接続し、そのヤマハルーターに電話機をつなげてひかり電話の端末として使うことで、複数の場所で外線電話を発着信できるようになったりお互いに内線通話も可能になります。

NTTホームゲートウェイには、電話機やFAX機を配線するための
いわゆるアナログのインターフェースが2つしかありません。
ひかり電話は最大2chまでなので、合理的な数とも言えますが。。。

図3

ホームゲートウェイにヤマハルータを接続し
電話機をつなぐことにより、電話を利用できる場所を増やすこと
ができます。

図4

例えば、新たに2階に電話機を設置し、外線の発着信をできるようにしたり
1階の電話機と内線通話を利用することができるようになります

図5

ヤマハルーターをホームゲートウェイのIP端末として登録し
ひかり電話を利用できる条件は、2つの装置間で、
通信ができれば良いので、VPN経由でも利用が可能です。

ヤマハルーターでVPNを設定して、2拠点を接続し
一方にあるホームゲートウェイが契約している
電話番号を使って、もう一方の場所で外線の発着信を
したり、拠点間で内線通話もできます。

図6

内線であるため、3分いくらのような通話料金はかかりません。VPN環境での利用のポイントは、動画にしていますので、そちらもご覧ください。

これは、今回の検証時の構成図です。

図7

ホームゲートウェイの型番はPR500-MI、
ヤマハルーターは、NVR510です。ヤマハルーターは、VoIP機能を持った他の型番であっても同じことが可能です。
ホームゲートウェイのLANポートとNVR510のWANポートを
LANケーブルで接続します。
NVR510のTELポート1に、電話機を配線します。

図8


ホームゲートウェイのIPアドレスを192.168.111.1
ヤマハルーターのIPアドレスを192.168.100.1とします。

記事の後半で解説するヤマハルーターNVR510とNVR700WのWeb設定画面は一緒ですが、NVR500、RT58iなどは、それとはWeb設定画面が異なり、
入力方法が異なります。

RT58i(NVR500も一緒)の設定手順に関しては、以下の動画にしていますので、そちらをご覧ください。

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