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ヤマハルーター トラブル事例 下部に接続したIP電話が使えなくなった!

今回の記事では、既存ルーターをヤマハルーターに置き換えた後に
IP電話が使えなくなってしまったトラブル事例をご紹介します。

IP電話に限らず、同じような仕組みで動作している機器では、
同様なトラブルになる可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

図は、トラブルが起こる前とトラブルが起きた時の構成図になります。

上図が、トラブルが起きる前で、NTTのホームゲートウェイRT400
インターネット接続設定を行い、そのLAN側に、VoIP機能を持ったV130という装置を設置し、電話機を配線して050のIP電話として利用していました。

V130はアダプタモードにしています。アダプタモードとは、
上部のインターネット接続機能を利用して通信するモードのことです。

NVR510にインターネット接続設定を行って、ホームゲートウェイを置き換えたところV130に接続されている電話が使えなくなりました。

原因と解決方法

【原因】
NVR510のUPnP機能が無効だった。
NTTホームゲートウェイは、デフォルトでUPnPが有効。

【解決方法】
NVR510にて、UPnP機能を有効にする

具体的なNVR510の設定コマンド
upnp use on
を実行

設定後、V130を再起動したところ復旧しました。

関連コマンド
show status upnp

UPnPとは、Universal Plug and Play
(ユニバーサル プラグ アンド プレイ)の略です。
LAN内の機器からのポートマッピング要求に対応する機能です。

今回はIP電話のトラブルでしたが、同じくUPnP対応が必要な機器が、ヤマハルータに置き換わることによって正常動作しなくなることはありえると思います。

ヤマハルーターに置き換えたら、うまく動かなくなった場合、一つの可能性としてUPnPを疑っても良いかもしれません。

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