「被害者が、いじめられるのを拒否すると、多くの場合、加害者のほうが、このような「態度をとられた」ことに、独特の被害感覚、屈辱感、そして激しい憤怒を感じる。そして、全能の自己になるはずの世界を壊された「被害」に対して、復讐をはじめる」(内藤朝雄『いじめの構造』講談社現代新書、P79)

トゲにうまくまとめられていた。
「傷ついた」って何が?!と思ったらこういうことらしい。
予定調和通りお前は制裁されろと。
逆らうから傷ついた。
スケープゴート役を拒否したから傷ついたと。

未熟さがパレてるけど、それでもまだスケープゴートになれ!と続けるんですかー?

だいたい人生が変わらない人は環境や周囲の人間関係を変えない。その、成熟したといえないジャイアン的人々に囲まれたまま不幸だとかいい続ける。


今人間関係で悩んでいる人が十年前に「もう、こんなずるい人達はゴメンだ」と言ってその人質から遠ざかろうとしていれば、今とは違った人間関係が出来上がっていたのである。

しかし十年前にその人達は自分にとって何か都合いいところがあったのである。お世辞をいってくれるとか、

共通の敵を陥れるためとか、一緒にいることが得になるとか、お互いに自分の醜い面を見ないようにしているとか、一緒にある人の悪口を言っていられるとか、一緒に「あんなものくだらない」とあることを蔑んでいられるとか、丁

度非行少年が一緒にいるように何か自分を守るために都合が良かったのである。

その「つけ」が今来ているのである。今の悩みの原因はこの十年間の自分の生き方の積み重ねの結果だということを理解しないと、本当の解決はない。

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