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人恋しい、そんな年頃。②


チャンスはすぐにやってきた(笑)

思ったら吉日。
頭の中はもう「インコ雛のが入荷しました」一色(笑)

こういうところ、子供(笑)

で、天は味方してくれまして・・・

↑ ↑ ↑ 同じ方面へ行く予定が出来るという。
ナイスなタイミング。

馬券を買いに行ったその足で行く(笑)

馬だの鳥だのどんだけ動物が好きなんだか(^▽^;)

そして予定では単独だったはずが
実はワタシより動物好きな主人が黙っているはずがなく
仕事を都合つけて休みにしてる。
もちろんインコを迎えることも
ここまできたら反対する理由が実は全くない。

それはもう計算済みでした(^^ゞ

ワタシひとりが
インコ!インコ!飼いたい~!!と表向きは言っているようで
絶対ハマるのは主人だというのは
知っていたから。

しかも溺愛している娘も二十歳になって
幼児の頃のようには自分の思うように
ワチャワチャ出来ない寂しさを
ここ何年も味わっている父親の性を持て余してるので
その寂しさを埋めるのにも
ペットはもってこい!でして。

一石二鳥のこの計画。
いよいよ実現です。

「雛」まつりのペットショップ。

愛馬の馬券を購入して向かったペットショップ。

もう売り切れていたらどうしよう( ̄▽ ̄;)
という不安も持ちながら店内へ。

以前来た時とは全く違うご様子で
成鳥しかいなかったケージとは別に
小さいケースに入った雛たちがウヨウヨいる光景。

選びたい放題状態。
雛インコまつり。

その中で二羽だけで入っているケースに
吸い込まれるように向かってしまう自分。

黄色とレインボー柄の二羽。

かつて45年前に飼っていたインコ。
レインボー柄?! はぁ??
時代はしっかり流れていることを感じながら
もう他の雛を吟味することもなく
速攻で主人に了解を得る。

「この二羽にしたい。」

もう好きなようにしなさいと言わんばかりのご様子で。
長年ワタシの夫として存在しているだけあって
コイツは決めたら一直線ということを知っている(笑)

簡単に考えていたというのは否めないのだけど
ゲージやら温度管理のセンサーやらヒーターやら。
インコを迎えるだけでも相当な設備投資が・・・。

そりゃそうだ。
命あるものを飼うということは
それだけ責任が伴うということで
我が家に迎えるのであれば
そこはケチらずに投資(笑)

気づいたらインコの何倍もの価格になっとる。
爆笑。

その間にもしっかりインコの説明を受けて
2時間余り。
案外真剣に話しを聞いているのは主人であって
ホント、有難い。

ようやく小さい箱に入れられた
生後1か月あまりの二羽の雛インコを抱えて
家路に。

我が家にインコがやってきた。

人恋しいのと子育てが終わったという
あるある的な心境を
インコたちで潤す・・・。

この年代ならではの行動なのかも知れない。

家に着いたら速攻でゲージを作ったのは
もちろん主人。
汗だくで。

ほらね。やっぱりワタシより愛情プンプン。
思惑通り。
これで少しは相手にされない娘に対して
拗ねることも減るだろうww。

お迎えした雛インコたちは
当然まだ場慣れしていなく
チョロチョロと逃げるが一生懸命で
戸惑い全開。
でも、愛情をこれから与えていこうと思う。

ワタシも日中
誰とも会話しない。声を出さない日常が
激変する予感。

インコに話しかけるだけでも
世界は違う。

そして鳥嫌いを強調していた娘。

「えぇ~?!マジで買ってきた( ̄▽ ̄;)」
と言う。
「面倒は見ないからね!!💢」

でもまたここで母の思惑。
娘に命名をさせようと。
そこから愛情を育てようと。

まだ我が家のインコたちは家族になっていない。
そう、名前がついて初めて家族。

娘がつけた名前。

「あ?めんどくさいんだけど・・・」
と言いながらもまんざらではないご様子。

でも浮かぶのはふざけたジャンルばっかりで
端から主人に却下されてる。
そのやり取りが続くと結果、娘もシラケてしまうので
こりゃ、どうしたものかと。

「ちゅんとちょん」・・・ダメだ。
「カツオとワカメ」・・・ダメだ。
「ピーチクとパーチク」・・・ダメだ。

埒があかない。

最終的に
「7」と「9」
「なな」と「きゅう」に落ち着いた。

というのも実は娘の名前を別の表現をすれば
「8」という数字がドハマりする名前。
その続きをインコにという案。

7.8.9という続きになることがとっても我が家にとっては
意味があるという結論。

でもここには落とし穴があって
主人がどうしても「きゅう」と発音しづらいと。
数字の数え方で
「いち、に、さん、し、ご、ろく、なな、はち、【く】・・・」
きゅうを「く」と言い慣れているために
急遽、「くぅ」と名前を変更。
でも表記するのには「9」のまま。
というよく分からない我が家の満足感。

めんどくさくてヤケクソな娘の案が
案外ドハマりでウケる。

ペットを飼うことへの気持ち。

子育ても終わり
夫婦でこの先、生きていくことを見据えた時
何か一緒に同じものを見ていくことへの大切さを
ペットを通じて感じるものがあるんだなと
ここ何日か感じる。

夫婦共通の趣味があると最強!!

そんな言葉をあまり重視してこなかったけど
いざこの時を迎えて思うのは
それってすごく大切なことで
生活のカラーに色がつくのだと感じる。

それがペットだったりする。

ここ1.2年あまりの間
末娘がいよいよ大学生となった時点で
何気なくそんなことを考えていたのだろう。

この先の時間を
より良いものにしたいと思う気持ち。
そのために何かあるだろうかと模索してた気持ち。

そこにまた答えが見つかった
そんな気がする。

競走馬を追っかけしたりしてるのも
こうしてインコを飼おうとしたことも
何かとっても意味がある。

巷のお年寄りがペットを飼ったりしているのを
今なら気持ちがわかる。

何か育てたり寄り添ったり出来る命あるものって
生きる励みに繋がっているし
日々の楽しさが増すのだと。

これからいろんなことがあるだろうけど
新しいこのインコたちに救われるんだろうな。

救われる分
しっかり愛情を与えたい
そう思う。




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