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自分が辛くなるなら、ひとりでも良い

以前、あるドラマでこんなセリフを聞いたことがある。

「自分を苦しめるのなら、友達なんていらないのです」

衝撃を受けた。
けど、同時に共感も覚えた。
自分がまさにそういう感覚を覚え始めていたからだ。

友達は、確かにいたほうが良いんだろうけど
当然のことながら、「親しき仲にも礼儀あり」ということでどんなに仲良しの友達でもお互いを気遣い、礼儀や感謝を忘れずにいることが大切でそれを続けていかなくてはならない。

だけど、自分はその「気遣い」や「礼儀」といったことがどうしてもうまくできない人間で、大抵の人はそれが理解できず離れていく。

もちろん、原因は自分にある。
自分のそんな欠点を責め続けたことも何度もある。

要するに、自分が相手に合わせられないからそうなってしまうのだが、かといって合わせようとすると自分はすぐに疲れてしまって、人に会うことが億劫になってしまう。
それで、次第に相手から離れていく。

けれど、ある時思った。

自分を苦しめてまで、友達を続けることは本当に必要なのか。

一度無理して合わせるのをやめて、ひとりで過ごしてみるのはどうか。

これが、やってみるととても気楽で心が楽になった。

「ひとり時間」と言えば今っぽくて響きは良いが、これをいっそ「ひとり人生」のような形で過ごしてみようか。

相手に合わせられないなら、こちらから離れる。

離れて、ひとりで過ごす。

それだけで自分の心が楽になるならば、良いのではないか。

自分の欠点を責める前に、まず自分を少しでも認めてみる。

自分を苦しめるものからは、できるだけ離れる。

「友達100人できるかな」ではない時代。

合わせられなかったら、合わせられなくて良いと思うから。

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