妊娠の記録#1(つわり期間)

現在、妊娠7か月後半。幸い体調はすっかり安定していますが、徐々に後期つわりの気配が近づいてきました。記憶があるうちに記録を残しておきたいと思います。


始まりの予感

妊娠に気づいたのは、急に電車酔いがひどくなったときでした。まだ「あれ、酔った…」程度でしたが、第一子のときもあった症状なので、早い時期に気付くきっかけになりました。

妊娠悪阻

つわりは程度の差はあれ多くの妊婦さんが経験します。なぜでしょう…動物としては何かのバグとしか思えません。一度ひどい悪阻を経験すると、次の妊娠が怖い、と思う人も少なくないのではないかと思います。
最近になって、つわりの要因が解明されたというような記事を見ましたが…人類の妊娠出産ってずーっと昔から続いているものなのに…遅くないですか?妊娠もある程度の期間に達するまでは経過観察くらいしかできないって…原始的すぎませんか?
失礼しました。八つ当たりです。長年の成果が、現在の健康な妊娠出産を見守ってくれているとはわかっているんです。今後のさらなる発展に期待しています。

妊娠6~7週

  • なんとなくずっと食欲がない

  • 特定のもの(麦茶、肉や魚の油)が食べられない

  • 特定のにおい(油)が普段以上に気になる

妊娠8~15週

  • ずっと気持ち悪い

  • 目を開けていると明かりが辛い、瞑っているとグルグルする感覚で気持ち悪い

  • 水分も食べ物も摂取できない

  • 10回以上/日の嘔吐

  • 身体の飢餓状態を示すケトン体の数値が悪く入院(×2回)

妊娠16週

  • 特定の水分(桃のいろはす、リンゴジュース)のみ飲める

  • 特定のもの(冷凍フルーツ)のみ食べられる

  • 5~6回/日の嘔吐

これだけの回復でも急に「元気になった」という感覚。

妊娠17~18週

この時期には気持ち的にも体感的にもほぼ回復。食べるものや量を調子に乗ると1~2回/日の嘔吐はあったので、まだお粥や素麺ばかり食べてました。

妊娠悪阻での入院

悪阻入院では、2L/日の水分(+ブドウ糖、ビタミンなど+吐き気止め)を点滴しながら安静治療です。
本人の希望次第で食事も出ますが、もちろん食べられないので…
絶飲食できる(経口摂取を頑張らなくていい)、というのがとにかく助かりました。お陰で胃腸は休まり吐き気はかなり良くなりました。
とは言え、基本的につわりは時期が過ぎるのを待つしかないので、入院しての根本回復は望めないものです。
なので、このまま点滴で終わりが見込める16週頃まで入院していると少しだけ楽…ということでしたが…1週間ほどで希望退院しました。
娘に会いたかったのです。子供は面会もできなかったので、突然離れてしまって母の方がどうしても寂しくて…。
案の定、退院後すぐに状態は戻り、2週間後に再入院となりましたが。

つわり期間の救い

普段から優しく頼もしい人ですが、惚れなおしました。
つわり期間は特に彼の強さと優しさを感じました。感謝しかありません。我ながら本当に男を見る目がありました。
ちょうど仕事の繁忙期に、イヤイヤ期真っ只中の2歳児を完全ワンオペ。さらに、寝たきりで何も口にせず嘔吐を繰り返している嫁の心配。身体的にも精神的にもどれだけ大変だったことでしょう…。
(私の)実家にもちゃんと頼りながら乗り越えてくれた夫を見ていたので、双子育児への不安や心配も自然となくなりました。妊娠関する不安ありましたが、夫も私も「運がいい」には自信があったので、順調な経過とともに気にならなくなってきました。
こんな夫と出会い結婚して仲良く暮らせている私は、やはりとっても運がいいですね。

第一子

この地獄の期間を乗り越えた先の成果(=子)が、目の前に存在してくれるだけで本当に救いでした。それがどれだけ愛おしいものか知っているから頑張る気力が前回よりも大きくありました。
初めて母と離れてに過ごしたり、まったく遊んであげられなかった2か月間。長女(2歳)は特別ぐずることもなく、元気に過ごしてくれました。水と嘔吐袋を持って私のそばにきて「だいじょうぶ?」と背中をさすってくれる優しい子。今でもくしゃみするだけでちょっと心配そうにしてくれます。
回復後は以前よりママっ子ぶりが増し、やはり寂しい思いをさせたと切なくなりましたが、残りのひとりっ子期間はできるだけたくさん甘えさせてあげたいです。

必ず終わる

つわりは病気ではありません。
だからこそ治療法もなく、ただただ耐えるしかない辛いものです。
ですが、必ず終わります。(長い人は出産まで嘔吐が続くと聞いて、戦慄しましたが。)
出産すれば必ず終わります。
つまり、ただただ時間が過ぎるのを待つしかない…それがつらい。

つわりが終わって

正直ピークの数週間はあまり記憶がありません。最終的に体重8kg減少し、仕事は2か月間病休をとりました。
今思うと…私の勝手な立場としては、急に悪化して病休をとれたので良かったかもしれません。つわり期はまだ妊娠を公表しにくいので、ずっと気持ち悪いのに耐えつつ仕事…はつらいですね。(第一子ときはそうでした)

これから妊娠後期に入り、物理的な攻撃(胃・肺の圧迫や胎動)による症状が早くも出始めておりますが、引き続き母子ともに順調に過ごせることを願っております。

夫や娘、両親、お仕事関係のみなさま、には本当にご心配とご迷惑をおかけしてしまい、その心苦しさもつわりの辛さのひとつでした。
みなさんに助けていただいた感謝を今後示していけるように…まずは出産。はじめての帝王切開、怖いけど頑張ります!

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