「大学に行く意味がない5つの理由」をレビューしてみた。

というのがあったので、レビューしてみた。

1. コスパが悪いという点について

コストパフォーマンス、つまり費用対効果というからには、「費用」と「効果」について言及しているはずなのですが、費用ばかりが目に言って、「効果」についてはまったく触れてないですね。

そのあたり考察ができてない時点で、読むのをやめようと思ったのですが、まだちょっと読み勧めてみます。

それなのに、夜中までお酒を飲んでどんちゃん騒ぎをして、結局朝だるくなって授業をサボる。そんな大学生をたくさん見てきました。

それ、観察対象の大学生のに偏りがありませんか?  「たくさん見てきた」というからには、何人の大学生を対象に観察してきたのか答えてほしいものですね。

また、個人的に大学、九州大学芸術工学部音響設計学科に行ってきた人間としては、そんなやつはほとんど見ませんでしたけどね。そういう奴を友人としてこなかったってのもありますが。

というか、高卒でも、「夜中まで騒いで、朝仕事をサボル」やるなんてごまんといる気もしますしね。

今の時代は大学に行かずとも、自分が学びたい知識は簡単にネットから無料で拾ってこれちゃう時代です。やろうと思えばなんでも独学で学べる、そんな便利な時代になったんですよね。

ネットで学べる知識はネットで学べるもしかありません。個人的に僕は大学で学んだことをすべでがネットで学べるとは思えません。

大学に大金払うくらいなら、格安で語学留学できるセブ島でビジネス英語を1年間みっちり勉強した方がよっぽどいい。
例えば、ぼくが実際に行ったセブ島留学は、1ヶ月間で学費・宿泊費・食費込みで約13万円でしたよ。1年間セブ島留学したとしても、約150万円。念をおしますけど学費だけじゃないですよ。宿泊費・食費込みで年間150万円ですからね。コスパ最強。

同じことをくりかえしますが、コスパというなら、だから大学に行ったときの効果について言及がないとダメでしょう。ここでは、

セブ島留学 費用:  150万(1年間、宿泊費食費込み) ->  効果: ビジネス英語を学べる

大学 費用: 国公立220万円 -> 効果: 言及ナシ (たぶん、ネットで拾える情報だと思ってる?)

という感じで、効果についての言及がないですね。(本気で大学で学べることがネットで拾えると思うならバカですね。それなら、ビジネス英語もセブ島留学せんで、ネットで学べるやろと思うんですが。)

で、そもそもですね、個人個人の考えや価値観が違う中で、「コスパ」ってのは筋がわるいでしょう。ゆうとさんにとっては「ビジネス英語」はそれなりの価値でしょうが、僕が「大学で学べる知識」はくだらないビジネス英語それ以上のものだと確信できます。「くだらない」と僕は言いましたが、これはあくまで僕の価値観でしかありません。ゆうとさんにとっては、かけがえのないものかもしれません。だから、「コスパ」云々は、この場合、「おまえにとってはそうなのだろう」に過ぎません。

2. 可能性を狭める

大学って、なんとなく選んでしまったらそこで試合終了な気がします。なんとなく、私立の文系行ったけど、なんか自分のやりたいことじゃない。そして、なんとなく大学を選んだあなたはきっと、行動力・決断力もない。
実際にぼくの周りの社会人も「大学に行っても意味はなかった」と言っている人は多くいます。挙句の果てに、社会人になった今でも「自分の本当にやりたいことがわからない」と嘆いている人も。

なんというか、見て来た、付き合ってきた大学生が、愚かな大学生ばかりを見てきたんやなと思いますね。そういう大学生もいるかもですが、そういう大学生だけじゃないって言っておきます。

そういう人達は、大学に行っても行かなくてもずっとそうなんじゃないでしょうかね。

自分のやりたいことを見つけるには、トコトン自分と向き合うことがもっとも重要なことです。
ぼく自身も、働いて貯めたお金を使って、東南アジアを3ヶ月程旅をしました。島国である日本という国がいかに安全な国であるか。日本に生まれただけでいかに幸せか。多くのことに気づくことができます。

べつに自分探しの旅は、大学に行っても行かなくてもできる。

「なんとなく生きるな、善く生きよ」って言うなら話しは別ですが、だからといって、大学行く意味がないみたいなこと言うのは違うでしょう。

3. 時間の大切さに気付けない

4. 希少性が低い

なんか読んでみると、「とりあえず」「なんとなく」大学に行く人ばかりを見てるんだなぁと思います。3.4もなんか、適当に生きている人間を指して批判しているように見えます。

大学生活のことをよく人生の夏休みと称しているのをよく耳にします。大学4年間をひたすらバイトでお金を稼いで、そのお金で遊びほうける。
期末になれば、その場しのぎの勉強をして、カンペを作って、全く身にならないテストを受ける。
大学に行く時に「とりあえず」が理由な人って、結局大学4年間で何もしていません。さらには何も考えていません。
それなのに、いざ、卒業するとなって、結局やりたいことも見つかっていない、ましてややりたくもない職業に就く。

うん、すごい偏った、大学生のイメージですね。大学に行かない人達は大学生をこう思ってるんやなぁって感じましたね。薄っぺらい大学生像やなぁと思います。

まじめに大学行ってるやつもいる。それだけですわ。

つまり、時間を常に意識することでお金を生み出すことも出来るのです。
周りと差をつけて、一歩先に出るには何が必要不可欠なのか。それは「希少性」です

んで、なんか「大学行かないから、上記のことに気づいたよ」みたいなこと言いますが、普通にだいたいの人は大学行っても行かなくても気づいてると思いますね。

大学行ってるから上記のことに気づかないと本気で思ってるんだったら、ほんとに視野が狭いというか、バカというか。

良いですか?  時間が大事だから大学に行って学びを得る。希少性を付けるために、大学に行って学んでいる。そういう視点をお持ちでなさそうですね。

5. 大学に行かなくても就職できちゃう

あたりまえですわ!!!  わざわざ記事にすることでもないですね。アホですか。

冒頭に、

結論から言います、高卒で社会人をしているぼくが考え出した結果、大学に行く意味はないと考えます。

と書いたからには、「大学に行く意味は無い」というのをしっかり書いてほしいのですが、結局のところ「大学に行って勉強しない大学生と、大学に行かずに独学で勉強すること」を比較してるだけでした。その比較で、「大学に行く意味は無い」と結論付けたのですから、まぁ、アホですなとしか。



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