プログラミング教育の「ズレ」

はてなブログから、noteに引っ越してます。nobkzと申します。

僕はプログラミング教育に関わりを持っていて、こうなんとなくずっと思っていることがあってこの記事を投稿しようと思っています。ずっと思っていることというのは、そのプログラミング教育に関して、なにかしら「ズレ」というのを感じているからです。これを非常に言語化することが難しいんですが、感じていることを一つ一つ、表現できれば良いと思って書いています。そのズレっていうのは僕自身開発経験を得てきたエンジニアであり、今現在は小学生向けの教育指導をやっていて、思うズレであります。

「生産性」について

子どもたちに教育に関する、仕事をしていて、思ったことの一つに「仕事の生産性」についてです。開発するエンジニアとして「生産性」を重視されることが多いと思いますが、そもそも子どもたちの教育にかかわったとき、「生産性」の評価が非常にむずかしいように思います。

単純に考えれば、エンジニアはプロダクトを開発することで「生産」しています。ですから、「生産」について考えることは非常に容易です。しかしながら、教育は直接サービスを提供しているのであり、「生産」しているというわけではありせん。考えればあたり前のことですが、そのエンジニアが教育系のサービスに関わるとき問題になるときがあるかなと思います。

お金の問題

開発のエンジニアは技術力が高い人は、生産性が結果的には高くなるでしょう。そのお陰で、技術力が高い人がたくさん報酬を貰えます(たぶんそのはず。) 一方で、教育系のサービスはその評価がし辛く、結果的に一般的な給与の収まる傾向になるように思えます。

とすれば、開発できるエンジニアは、開発する仕事ばかり選ぶでしょう。その方がたくさん給与が貰える可能性がありますから。

開発できない人がプログラミング教育してしまう

個人的な意見として、開発できる(つまりプログラミングできる)人が、プログラミング教育するべきだと思います。開発できない人がプログラミング教育するべきではないと思います。英語できない人が英語を教えるというのはおかしいと思います。

しかしながら、上記の問題によって、開発できる人がわざわざ、プログラミング教育に行くことがまれで、多くの場合、開発できない人が「プログラミング分かっている」ふりをして、プログラミング教育に携わるパターンが多くなってしまうように思えます。

たとえば、中学高校生向けのプログラミング教育サービスは、そのプログラミングの指導者として、大学生をアルバイトとして採用していたりしています。 いろいろ話を聞くたび、「やりがい搾取ではないか?」と思う感じがしていました。

このブログが書かれたとき、なんとなく上記について漠然とした思いがありました。

そもそも、子どもへの教育は片手間ではしてはいけないと思います。子どもの将来にかかわるわけですから。わりと本気でやらなければいけないように思います。

「ITエンジニアが教育に関わるべき」というとき、その通りだと思います。しかし、上記のブログでも言及がありますが、現状では理想論のように思えます。なにかしら、新しい仕組みが必要な気がしますが、それが見つからないです。

その記事に関してはいろいろ続きがあるので、それに関してはまた次回かくことにします。

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