見出し画像

STAY(home)TUNED全曲解説第5回・表『080』


ついに我々の新作『STAY(home)TUNED』がデジタルリリースされた。いやぁ、めでたい。そして、実に長かった。(詳細はhttps://note.com/nobitter_sun/n/n56fdee092efeを参照)
そんな血と汗と涙の結晶たちを1曲ずつ解説していくよ。本日は5曲目『080』(表・裏と2パターンの解説をする予定。表は歌詞のことや誕生の経緯や、楽器をやっていない人たちにも分かる内容を。裏はサウンドの方に特化した内容にする予定なので楽器わからん!!って人は読み飛ばしてくれてもOK!)それではスタート。まずは歌詞を。

080
作詞/正田やすし 作曲/ノービター
編曲/正田やすし

私は不安が消せなくて辛い辛い
それは誰にも話せない
人付き合いとかも苦手で怖い怖い
次の日目のクマが最悪

あとどのくらい私たち
嗚呼 歌っていられるのでしょうか

私は歌がなくなったら辛い辛い
未来は誰にも分からない
バンドも結局は人付き合いだもん
とか考えちゃって辛い辛い

あとどのくらい私たち
嗚呼 歌っていられるのでしょう
あとどのくらい私たち
嗚呼 笑っていられるのでしょう
大切さ 分かってるよ
楽しいだけじゃやっていけない
本当はさ 気付いていた
人生の真ん中に歌がいつもある
そうやって ずっと生きてきた

なんだってかんだって憧れて
ないものばっかり欲しがってた
「あの娘にはあの人がいて」とか
「あいつは容姿に恵まれて」とか
だけども 才能とか運勢とか
通り越して今に感謝できた
それはきっと歌があったから
人生の真ん中に歌があったから

あとどのくらい私たち
嗚呼 歌っていられるのでしょう
あとどのくらい私たち
嗚呼 笑っていられるのでしょうか
大切さ 分かってるよ
楽しいだけじゃやっていけない
本当はさ 気付いていた
人生の真ん中に歌が
大丈夫さ わかってるよ
楽しいだけじゃやっていけない
初めから 気づいていた
人生の真ん中に歌がいつもある
そうやって これからも生きていきたい


初めて「リミット」について考えた

台風によるワンマンの延期。からの、コロナという鮮やかなコンボで、もう2年ほど人前で演奏をしていない我々。
音楽をするってなんだろう。表現するってなんだろう。いい曲ってなんだろう。ノービターらしさってなんだろう。答えの出ない問いを延々と繰り返した。そんな問いを繰り返すだけの時間があったんだよね。信じられない程に、時間「だけ」があった。家でお酒を飲んでも音楽を聴いても、何もかもがあの頃とはもう違う。来週のスタジオまでに用意しなければならないあれこれも、MCで何話そうかなという妄想も、今はなんの役にも立たない(現在もノービターはライブ活動とスタジオでの練習を自粛しています)
更に。結成から15年ほど経ち、周りの音楽仲間は次々に解散や活動休止をして。やれ結婚だ、出世だ、転勤だ、子どもができただ、家を買っただのなんだの。
情けないことながら、ノービターは決して音楽一本でメシを食えているわけではない。周りの人間たちのこの感じ、更に、コロナ。一体いつまで俺は心折れずに音楽を続けられるだろう。音楽人としては折れない強い心を持っていると自負している正田だが、心許ない感じになる日も勿論ある。何かに飲み込まれそうな、ギリギリの状態でギターを弾く日がある。この曲の歌詞は、たまたまそんな時に作ったやつ。
誤解なきように言っておくけれど、俺は可能な限りノービターでありたい。そう思っているのでよろしくどうぞ笑

唯一対面で製作する時間があった

リリース前日にnoteに書いたが、このアルバムは基本、レコーディング本番が初合わせという環境で製作した(いやほんと気が気じゃなかった、よくできたなぁと今振り返っても自分たちに驚く笑)
だけれど、この楽曲だけはどうしてもベースやイメージをうまくえなり♀に伝えられず、えなり家で30分ほど作業をした。最終的にはちゃんと伝わったし、もちろん感染者も出さなかったので結果的には万々歳。

今回のミニアルバムは全ての楽曲で「何かしらの初チャレンジをする」と決めていて。今日話した中では「バンドのリミット」をテーマに書いたのは初めて。サウンド的にも結構チャレンジしたんだけど、そのあたりのことはまた明日。

こんな感じで全曲解説していくよ。明日は全曲解説第5回・裏です、よろしく。まだ音源をチェックしていない人はこちらからどうぞ↓↓↓

https://linkco.re/1GHV3p5b

それではまた明日お会いしましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?