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7億円当たったら

7億当たったらどうするか、という資産運用を考える記事があった。7億か・・・当たると良いね。一気に「超富裕層」だもの。

手堅いのは、全額を全世界株ETF(2559)にして、分配金を消費すること。分配金利回りが1.58%だそうなので、税引き後手取りが880万円/年。普通の生活なら仕事をする必要がない。ちょっと贅沢な家を7千万円で買って年280万円ずつ返済すると、ローン金利を入れても30年弱で返済できる上に月に50万円も住居費とは別に支出できる。お惣菜コーナーで値引シールが貼られるのを待つ必要は無いし、安いからって買いだめする必要も無い。
全額を高配当株ETF(1489)にすると、分配金利回りが4.8%なので、税引き後分配金は2600万円/年になる。1億円の家に住んで、週1くらいは掃除や庭の手入れを外注できるレベルだ。月額100万円する都心の高級賃貸マンションに住むことも可能。というかそのくらいの勢いで消費しないと貯まって仕方がない。
ホリエモンや晩年の淀川長治さんのように、ホテル暮らしも良いね。夫婦二人で一泊3万円に3食1日3万円でも年間支出は2190万円。それでもさらに毎月34万円も使える。服は下着も含めて季節ごとに購入、掃除や買い置きや電気代がどうこうという悩みも無く、馴染みの小料理屋のひとつもできれば、メニューに無い健康的な野菜料理を作ってもらうことなどもできるだろう。

ちなみに7億円分を使い切るという方が意外と難しくて、不動産や貴金属や高級品はどうしたって収益が出てしまう。宝石とか、それを付けてどこへ行くの?って世界だし、すごく良い車も2千万円もあれば買えちゃう。豪華クルーザーが多分2億円もあれば買える。でもプライベートジェットは100億円必要。宇宙旅行とか深海探査だと一人1億円くらいかかるのかな。
だったら、7億を金の湧く泉として、分配金の範囲で地味に暮らすのが良いかな、と思う。夢があるようで無いな。そもそも7億円当たるのが航空機事故に遭うくらいの確率だっけ。あ、宝くじはそもそも期待値が低いから買っちゃダメよ。

あと、原資が7億円ともなると高配当ETFでも良いんだけど、全世界株が王道なのは分配金ではなくETF自体の値上がりが期待できるから、という視点も忘れてはいけない。税率が若干不利になることや為替変動が直撃することが気にならないなら、高配当ETFも海外ものを選びたい。