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終電を逃しても安心!? ~北海道と東京の違い④~

 緊急事態宣言の影響もあって、首都圏の多くの鉄道会社は、終電時刻を繰り上げているようです。飲食店は20時で閉まるし、当然の判断かもしれませんね。

 北海道の鉄道事情が、今どうなっているのか分かりませんが、僕がいた当時(コロナちゃんのコの字も無かったころ)は、札幌駅発の終電は、すべての方面への電車が、すべて「23時59分発」だったことをよく覚えています。たとえ帰る方向がバラバラであっても、札幌の終電はみんな23時59分。だから駅前の「コ〇コちゃん」で23時50分にお会計を終えて、みんなで一斉に終電ダッシュするのです。


◆終電後も平然と行き交う人々

 終電の時刻的な意味では、札幌も東京も大きく変わりは無いのですが、違いが大きいのは、終電後の繁華街の人通りの多さです。

 特に、札幌駅から南へ2駅の繁華街「すすきの」では、終電後であっても、深夜1時をまわっても、平然とたくさん人が歩いています。

 渋谷や池袋といった東京の繁華街と比べて、終電後の人通りは明らかに多いような気がします。


◆秘密はタクシー?

 終電を逃した人たちはどうやって帰宅するのか。朝まで飲む人以外は、徒歩か、タクシーで帰ります。

 札幌は意外とこじんまりとまとまっている街なので、タクシーの深夜料金で帰っても、そこまで高額にならないところに住んでいる人が多いようです。(もちろん、そうじゃないところから通ってる人もいるけど)

 自分自身、住んでいたのは閑静で安価で住みやすい住宅街でしたが、すすきのからのタクシー代は、「もう1軒行くよりちょっと安い」くらいの値段でした。強靭な脚力をもった諸先輩方は、徒歩で1時間くらいかけて帰る人もいました。

 あと、純粋に楽なんですよね、タクシーって。駅まで寒くて足元の悪い雪道を歩いて行って、寒いホームで終電待って、最寄り駅からまた歩くことを想像したら、温かい居酒屋で、「もう1杯飲んでタクシーでのんびり帰ろう」と思うのも仕方ないことだと思います。


◆迎車にお金がかからないのがありがたい!

 札幌では、タクシーを呼んでもお金がかからないんです! これがマジでありがたい! 東京の感覚だと、迎車にもお金がかかるんですよ。

 そんなこともあって、スマホへの各社の配車アプリのインストールは必須でした。現在地をGPSで測定して、「ココにタクシーを呼ぶ」のボタンを押すだけで、無料で迎車ができるのは、本当に楽でした。

 繁華街だと流しのタクシーもたくさんいて捕まえやすいのですが、住宅街を歩いていて力尽きたとき等、気楽に迎車を依頼できるのは便利でした!


◆東京でタクシーは贅沢

 東京は、タクシーを呼ぶにもお金かかるし、渋滞にはまっているうちにメーターはどんどん回るし、そもそも家まで遠いしで、終電を逃してタクシーで帰ると相当お財布がイタみます。

 何年かまえの正月に、高円寺だか阿佐ヶ谷だかの高架下の、酒樽が椅子代わりになっているような居酒屋で、大正時代の文豪気取りで深夜まで飲んでいたことがあるのですが、始発を待つまえにHPが尽きかけてタクシーで帰った時は、絶望的な金額が飛んでいきました……。



 以上、今回は、終電後のタクシーに注目して、北海道と東京の違いを書きました。

 東京に戻ってからは、コロナちゃんの影響で外で飲むということ自体が無いくなっているので、こんな心配もないなのですが、終電を気にしてお会計後に駅までダッシュする日々が、そろそろ懐かしいですね……。


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