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塾講師の私と、キングコング西野さんとの共通点。

最近、ワイヤレスイヤホンを手にした私。キッチンで料理しながら片耳ワイヤレスイヤホンで音声を聞くのが日課となりました。

一週間ほど前、キングコングの西野さんの近畿大学の卒業スピーチが上がってきたので、お酒片手、もう片手でフライパンを菜箸でつつきながら聞かせて頂きました。


①その場の空気を感じて進める。

西野さんのスピーチは、「さすがだな~」と感心するばかりで、同じようなことを伝えたい人は五万といるはずだけど、聞き手が自分事として捉えられるようなスピーチはなかなかできない。それに苦しんでる人も多いはずで、かくいう私も、その一人かもしれません。

そんな私が、恐れ多くもキングコングの西野さんと同じやん!とちょっと嬉しくなった部分があったんです。

近畿大学の卒業スピーチで、西野さんは、2つほど笑いのネタを入れられてたんです。1つは、相方の梶原さんのお話。2つ目は、ノンスタイルの石田さんのお話。で、この2つのお話には共通点があって、それは「失敗」なんです。こんな「失敗」話も、こうやってこの場で話して笑ってくれたら「失敗」じゃなくなる。そんな話の繋げ方をされてました。

このスピーチの裏側を西野さんが話してる動画もあったので、それを見た時に「プロ」ってこういうことやんな!と思わずグラスのお酒をグビッといってしまった。2つのお笑いネタは、お笑い芸人として全力でいったと。会場の空気とそぐわないことがあるから、探りながら「今日のお客さんにはどの話が合うかな?」と考えながら喋ってたそうなんですね。

で、これが恐れ多くも「私と同じやん!」となったところです。

私も、生徒の様子を見ながら授業で話す内容を変えていくんです。生徒のその日の状態もあります。学校や家でちょっと嫌なことがあれば、それはすぐに「授業態度」に現れる。また逆に、嬉しいことや私にも聞いて欲しいことがある時も、すぐに授業に入らないほうがいい。目いっぱいの授業じゃなくて、今日は1つのことに絞ろう。そんな微妙な空気を感じとりながら授業を進めていってます。最初から、モデル授業なんて大層なものを作ったことはありません。


②先生もお母さんにも必要な2つの決め事。

じゃぁ、行き当たりばったりで授業をしているのかというとそうではありません。

私が、授業前に決めてることは2つ。「この授業で何を習得させるか」と「私だけの授業にしない」ということです。

これまで色んな方の授業を見てきた結果、私はこれだけを決めました。塾講師の授業、動画、娘の授業参観など見て、「目的」を見失ってたり、先生だけが「走ってる」授業が多いと感じたんです。私自身の授業も本当に気を付けないとこうなりますし、こうなってることもあると思います。難しいことだからこそ、ここさえ意識すればそれ以外は何とでもなる。そう思ってます。

子どもたちに教えることを仕事としている「先生」と言われる方は、今日の授業で子どもたちに「何を手に入れさせるか」、そして「授業を自分だけのもの」にせず、子どもたちを巻き込む。そんなことを意識してもらえれば、授業の組み立ても楽になるはずですし、子どもたちの授業への食いつきも違ってきます。

そして、これはおうちでお母さんが教える時にも役立つことだと思います。つい欲張っていくつものことを教えようとするのではなくて、まずはたった1つのことを決める。今日は、「1の位の足し算」といった感じで。これを最初から、「1の位の足し算」と「1桁の繰り上げ」までやろうと欲張ってしまうと、「出来ない」ことに目がいってしまってイライラが募ってしまいます。1つのことに絞ると、「これだけでいいんだから」と気軽に取り組めるんです。

先生もお母さんも、この2点に意識を向けて子どもの勉強に向き合ってもらえればと思います。


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