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2022のこと

筆不精なので、こういう機会にがっとまとめて長文を書きます。。
2022年の活動をまとめます!
今年は11本の新作脚本(うち2本は加筆)、19本の演出14本に出演でした。
さすがにやり過ぎました。

演劇ユニットせのびとしては、豊岡演劇祭2022、ミチゲキ2022に参加できたことで、盛岡だけでなく、豊岡(兵庫)、大館(秋田)、仙台(宮城)での上演の機会をいただき、劇団としても大きく成長できた年になりました。
おかげさまで、若手演出家コンクール2022で優秀賞をいただくこともでき、来年は東京・下北沢での上演もあります。楽しみです。

所属している「BAZAR」としての活動でも、3度の公演(盛岡、秋田×2)があったり、個人としてもナツノカモさんとのご縁で東京で一人芝居の上演の機会をいただけたりしました。
月ごとにまとめていきます。

1月

『あなたはわたしの物語』舞台写真

・語りの芸術祭in北上
 『あなたはわたしの物語』 出演

北上・西和賀に暮らす方のお話を聞いて、語り直すというクリエイションを1週間で。
すごい大変でしたが、なにより皆さんのお話が素敵でした。
小屋入り中にせんがわ劇場演劇コンクール一次通過のお知らせがありました。
ほかには、こどもエンゲキ体験の講師もありました。

2月

せ誕祭#6 集合写真

・片目でいっぱい視
 『U太』 ☆脚本・演出・出演
・せ誕祭#6
 『@Morioka(僕=村田青葉の場合)』 脚本・演出
 『ザ・プレイヤー』 脚本・演出
 『shibahama』 脚本・演出・出演
 『U太』 ★脚本・演出・出演
 『憧憬ハイライト』 出演
 『Sakura o o o』 ☆脚本・演出
(☆は新作、★は加筆)

この月の経験が、この年の終盤への謎の自信につながっていましたね…。
いっぱい視で上演した2人版『U太』と、せ誕祭で上演した4人版『U太』を急ピッチで。
『@Morioka(僕=村田青葉の場合)』 、『ザ・プレイヤー』 は、稽古はほぼお任せしつつ、動線などの演出を。
『shibahama』は各自でセリフ覚えてきてね状態でした。(昨年の12月30日に上演)
week1の最中にせんがわ劇場演劇コンクール落選のお知らせがありました。『Sakura o o o』は、出演者みんなのエピソードを、『桜の園』と重ね合わせながら作っていった作品。役者の皆さんのおかげで、よいエネルギーの作品になりました。

3月-4月

屋久島にて

・BAZAR
 『Re SPR.OUT』 振付・出演

3月の中頃に5日間くらい、奄美大島・屋久島に旅行に行ってきました。
そこから帰って1週間でクリエイションが始まった『Re SPR.OUT』は、2年越しの上演です。存分にその要素が入ったシーンが出来上がりました。
3月末から、4月の頭にかけて。
その後に書いた岩手日報のエッセイも、屋久島のことでした。

5月

元・実家の玄関先

ボードゲーム合宿、実家の引っ越しの手伝い、先輩の結婚式、実家の引っ越しの手伝い(2回目)、と何かとイベントが多く。
月末にはセミナーサポート(高校生のみなさんへの脚本講座)も。
『寺ce』の稽古と、課外演劇部が動き出しました。
豊岡演劇祭2022への参加が決まりました。

6月

秋田での『Re SPR.OUT』の劇場

・永昌寺配信公演
 『寺ce』 ☆脚本・演出
・BAZAR
 『Re SPR.OUT』秋田公演 振付・出演

北上にあるお寺、永昌寺での配信公演。
この作品の創作から、「分かり合うこと」がなくても「同居する」ということ、で見えてくる何かがある様な気がしていて、それが作品群『スコープ』へとつながっていきました。
最終週は秋田に1週間滞在して、BAZARの『Re SPR.OUT』。ここしかないという日程で、またみんな集まることができてよかったです。

7月

この時期に樹を買いました

この月から、今年の下半期に取組んできた『スコープ』という作品群の方向性が定まっていきました。
実際に稽古が始まるほか、他の企画のMTGなども重なり、なんだかんだバタバタと。

8月

企画をしてくださったアオゲラさん(左)と、ナツノカモさん(中央)

・カモのコテンと青葉のコトン
 『ガタンコトン』 ☆脚本・演出・出演

前半は高校演劇の審査員とこどもエンゲキ体験。
中盤からはミチゲキ、豊岡演劇祭に向けた稽古と、コテンコトンの準備。。
『ガタンコトン』は5月の引っ越しの実体験を基にした一人芝居。稽古をする時間がなくて夜中に近くの駐車場でやっていました。(夜練)
若手演出家コンクール一次通過のお知らせがありました。

9月

ミチゲキのフリンジ企画で盛岡のまちをガイド中

・ミチゲキ岩手
 『ストア』 ☆脚本・演出
・豊岡演劇祭2022
 『タウン』 ☆脚本・演出・出演

シーズン到来です。
ミチゲキ2022の一県めとして、岩手・盛岡で。『ストア』という作品を上演。
その『ストア』の世界観を拡大したのが、豊岡演劇祭で上演した『タウン』。(自分では『ストア』と『ハウス』という作品の合作と思っています。)
豊岡ではとにかく、たくさんお芝居を見て、みんなで感想などを車の中で話し合う、あの時間がなかなかに貴重でした。

10月

『タウン』盛岡公演の舞台写真

・演劇ユニットせのび第10回公演
 『タウン』盛岡公演 ★脚本・演出・出演
 『ガタンコトン』 脚本・演出・出演
 『パーク』 ☆脚本・演出
 『寺ce』 脚本・演出

怒涛です。
帰って来てから、構想だけは練っていた『パーク』を急ぎで書き上げ、稽古。と、同時に『タウン』のラストシーンの加筆と、本公演の準備。
『パーク』は、これから先、自分が挑戦していきたい方向に手を伸ばしはじめられた作品。けっこう書けたように思っています。
『ガタンコトン』は基本的に耳で聞くのみ(耳練)から、本番当日に必死で舞台稽古(言う練)。
『寺ce』は基本お任せしつつ、動線や調整の部分で演出を、という感じ。
少しずつ、追いつかなくなってきて、この時期に改めてちゃんと作品に、お客さんに向き合わなければと感じました。

11月

大館で、とても会いたかった方と再会

・カモのコテン
 『ガタンコトン』 脚本・演出・出演
・ミチゲキ秋田
 『パーク』 脚本・演出
・ミチゲキ宮城
 『パーク』 脚本・演出

記憶がありません。
本公演翌日から課外演劇部の創作が始まり、高校生のお2人と作っていくのに、大人らしい姿は見せられず。同じクリエイションメンバーとして1から作品を立ち上げましたが、逆にそれが良かったなと思っています。すごく学びの多い機会でした。
夏にご一緒したナツノカモさんに、今度はお招きいただき、早稲田のスコットホールで『ガタンコトン』の上演。帰ってきてそのままミチゲキ秋田。
戻って課外演劇部の稽古をして、次はミチゲキ仙台。
仙台公演中に嬉しいお知らせもありました。(情報公開は少し先)

12月

冬芽TheatreWeeksの皆さんと

・課外演劇部
 『The Untitled Drama』 ☆脚本・演出
・會ら Dance Focus
 『RooTs』 テキスト・出演
・冬芽TheatreWeeks
 『グローブ』 ☆脚本・演出・出演

意識がありません。
その課外演劇部の公演。終えてすぐに秋田に入って、BAZARの香澄さんと、『Re SPR.OUT』のワンシーンを作品にしていく。屋久島の話。
こすりまくって、さすがに元を取った感じがあります。
戻って来てから、ようやく『グローブ』の創作。この期間とにかく文字が読めない、書けないで、全然執筆が進まず……。脱稿は結局、小屋入り1週間前。ごめんなさい。
ただ、結果として良い作品が生まれたと思っています。
仙台の役者・菊池佳南さんとの創作も、とても得たものが多かったです。
秋田にいる時に若手演出家コンクール二次審査通過の報せを受けました。

2023年

1月に北上でお仕事があります。
今年の年始に出演した「あなたはわたしの物語」に、今度は演出として参加します。
北上のロシア料理店「トロイカ」さんのお話を、既にインタビューなどははじめていて、これから年始の間に構想を練っていきます。
素敵なお話が沢山だったので、その素材をちゃんと美味しく提供できるように、努めたいです。

3月のはじめに若手演出家コンクール2022の最終審査です。
学生の頃から数えて8年ほど、通い続けた下北沢にて自分の作品の上演の機会が巡ってきました。楽しみです。

そのほかにも、3月にまた北上で保護司さんのお話や、別の地での上演なども控えています。とりあえず年度末まで忙しいことは確定していました。

4月以降は、ざっくりとですが、5,6月に何かしら入ればいいなというのと、8月に盛岡でフルスケールの本公演。10月-11月くらいに、仙台・盛岡の2都市上演ができればと考えているところです。
今年は余裕を持った創作をと考えているのですが、たぶん空いているところにも何かと入ってくるんじゃないかなと…。

まとめ

今年も、たくさんの方にお世話になりました。
こんな無茶に演劇活動をできたのは、ほんとにほんとにせのびのメンバーのみんなのおかげですし、
観に来てくださる皆様、気にかけてくださる皆様のおかげですし、
普段のお仕事をこんなにあけても理解してくださる会社の皆さんのおかげですし、
何か面白いことを、と声をかけてくださる方々のおかげですし、

「やっぱり自分は良い人に恵まれているな」と感じる機会が跳ね上がった1年でした。

「作品で返していくしかないね」と、いつもご迷惑をかけてしまっている方に声をかけていただきました。
創作者としては、もちろん作品でお返しできるように、
と思いながらも、普段の行いでも少しずつお返しできるように、
来年も頑張っていきたいと思います。

改めまして、本年もたいへんお世話になりました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください。

2022.12.31 村田青葉

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