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アンダー世代

お久しぶりです。
昨日、34thシングルのアンダーライブを配信で見てふと思ったことを書いておこうと久々にnoteを開いてみました。

上がる息に耐えながら振り絞るように声にしたアルノの「私たち14人は選ばれてここに立っています。この場所に誇りをもっています。」はとてもまっすぐに心に刺さることばでしたね。


いったん話は逸れますが、私なりになんとなくでアンダーを時代別に分けてみて、今のアンダーへの期待があったので最後に少し書かせてもらいます。
あいにく私が乃木坂を知った以前の話はあまり詳しくないので見て聞いた程度ですが、ご承知おきください。では。



アンダー第一世代(〜15th頃) 情熱

伊藤・井上・中元がアンダーセンターとして座長を務め、各メンバーの熱でアンダーライブの基礎を作り上げた時代がここにあたるかと思います。8thで初めてできてから、「アンダー」の「熱い想い」をぶつける場所として、アンダーライブが形作られていきました。メンバーだけでなくファンの熱も強く、アンダーライブでしか感じられない炎が灯り始めたのはこの頃からでしょうか。

この時期のアンダー曲の代表として「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」「ここにいる理由」などが挙げられると思います。
印象的なのは5th year birthday live DAY2の咄嗟。表題曲で始まるのが一般的なライブのオープニングでアンダー曲である咄嗟が披露された瞬間は驚きと興奮を覚えました。「ここにいる理由」は、東京ドームでのアンダー全員集合や10thのサプライズ演出など、記憶に残るシーンで多く採用されているように思います。他にも2期生が全員アンダーとなった「嫉妬の権利」も、アンダーライブの情熱を象徴する曲として、この後のアンダーライブでも赤一面のサイリウムで披露されていくことになります。

私はほぼこの時代は経験していないので、アンダーライブ以前や武道館ライブなど、もっと細かく分けようと思ったら分けれるのかもですが、あまり詳しくないのと、この3人が立ち替わりながら中心(センター)としてアンダーライブを作っていっていたイメージがあったので、さゆと万理華がアンダー最後となった15thシングルで一つの区切りとさせてもらいました。

アンダーの源泉となる「情熱」はここで形成されたと思っています。

■アンダー第一世代(代表曲:センター)
9th「ここにいる理由」 伊藤万理華
10th「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」 井上小百合
12th「嫉妬の権利」 中元日芽香


アンダー第二世代(16th〜28th頃) 誇り

16thに寺田蘭世が「ブランコ」で初センターを務めてから、28th「マシンガンレイン」で4回目にして最後のアンダー曲センターで卒業するまで、この期間を今回大きく第二世代として区切りました。

のちに炎のスピーチとも呼ばれる「1+1が2なんて誰が決めたんだ(中略)私は1+1は100にしたいと思います!」で幕開けた第二世代ですが、乃木坂46が大きく世間に広く知られていく中で、また葛藤しながらも努力を続ける姿がそこにはありました。

かなり長い期間をとっていますが、この期間発売されたアンダー全16曲(アルバム曲を含む)のうち11曲、約7割で2期生がセンターを務めるなど2期生を中心にアンダーの歴史を紡いでいったのがこの時期でもあります。(寺田4・北野2・鈴木2・渡辺2・山崎1、数字はセンター回数)

特に「日常」や「錆びたコンパス」は全曲を含めた各種ランキング等でも1位や上位にランクインするなど、アンダーの幅を超えた代表曲としても親しまれていくことになります。

乃木坂46全体が勢いづきメンバーの人気も上がっていく中で選抜への壁も同時に上がり、そこでの葛藤やアンダーのポジションなどにぶち当たるのも多かったのもまたこの時期だと思います。
18th「アンダー」はその歌詞からアンダーとしてのポジションを改めて考えさせるものでその曲が本当の意味で昇華されるまでは多くの期間を要しました。

そんな世代だからこそ「アンダー」とは何かに考える機会も多かったですが、同時にアンダーで卒業していくメンバーも増えており、その顔は悔しさだけではないアンダーとしての誇りを物語っていました。卒業生だけでなく選抜入りしたメンバーもアンダーとして培った自信を語ることも多く、次第にそのポジションの真価に改めて気づいていく期間にもなっていたと思います。

アンダーとしての「誇り」を確かなものにした期間となりました。

■アンダー第二世代(代表曲:センター)
22th「日常」 北野日奈子
26th「錆びたコンパス」 山崎怜奈


アンダー第三世代 (29th頃〜) の行方は…

そんな第二世代の最後に合流した4期生を加えて、北野日奈子卒業コンサートに続く形でぴあアリーナで開催された29thアンダーライブ。

アンダーを支えたメンバーの多くも卒業し、3,4期中心かつアリーナで3Daysという大きなプレッシャーのなか開催されたライブでありましたが、終わってみればとても熱い、記憶に残るライブとなっていたように思います。

アンコールではメンバーの感情が高ぶり「もう1曲歌ってみない? 怒られたら私が責任取るから」と1期のまあや提案でアカペラの「きっかけ」を歌ったのも印象的です。まだ声が出せないながらも拍手だけでダブルアンコールを起こしたファンの熱意がその場の空気感を物語っています。
その勢いのままか、次シングルでは金川紗耶・弓木奈緒・座長の佐藤楓の3人が選抜入りすることとなる。

そんな29thアンダーライブでは「アンダーライブ東京ドーム宣言」がされていました。

「このまま頑張ってたら、アンダーライブを東京ドームでできるんじゃないかと思いました。どんなに大きい会場でも、私たちの魂は強いから!ここにいる人みんな、誰一人残さず、こぼさず連れて行きたいなと思いました。連れて行けるように私たちも頑張ります!」

29thアンダーライブ 和田まあや

この言葉を残したまあやは次シングルで「Under's Love」センターを務め卒業してしまうことになるのですが。



そんな熱いライブが広げられたぴあアリーナで約2年ぶりのライブが昨日まで開かれていました。そこには、あの時加入後すぐに表題センターを務めていたアルノが、今回は5期生初のアンダーセンター・座長として臨んでいました。

本編最後の「思い出が止まらなくなる」の披露後、
「私たち14人は”選ばれて”このステージに立っています。」
「私は今ここにいることに誇りを持っています。」
と息が上がりながらも言い切った姿には、アルノの覚悟と勇気が溢れていたように思います。

「選抜」が選ばれるように「アンダー」も選ばれていると言い切った勇気を讃える気持ちがメンバーの顔にも映っていたように思います。


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アンダーに「情熱」「誇り」を紡いできたこれまでの世代。
そしてこれからの世代はアンダーに何を紡いでくれるのか。

今回のライブは参加したメンバー14人の内、実に半数の7人がアンダーセンターを経験している。29th以降は全てのシングルで違うメンバーが初アンダーセンターとなっているからだ。

多くのメンバーがアンダーセンターとしての重圧を共有し支え合っている中で、次の世代としてアンダーの代表曲のセンターとして歴史を作るのは誰なのか。ぜひアンダーでも一入の輝きを見せるメンバーが現れるのが楽しみだ。



そして思いを継ぎ、
東京ドームの地を踏む選ばれしメンバーは誰なのか。

これからの乃木坂46「アンダー」の歴史にも目が離せない。



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