『乃木坂46星野みなみの生態調査とみんなに好かれる理由』

【0.はじめに】

　2020年2月16日にNHKラジオ第一で放送された『らじらー！サンデー』内で、当時大学4年生の山崎怜奈が最近卒論を書き終わったことにちなんで、『れなち♡卒論のテーマとは!?』という企画が行われた。その中の【キャプテン秋元真夏の生態調査とみんなに好かれる理由】という投稿から発想を得て、執筆に至る。

　本論文の内容は筆者自身の考えと解釈であり、事実とは異なる可能性があるということを意識した上で読んでいただきたい。許してほしいナリ。。

【1.星野みなみの生態調査】

1-1.つぶやき・相槌

　星野みなみ(以下、彼女)は本筋の話の流れでは拾われない小さなつぶやき・相槌などが多い。

　MCを務める『らじらー！サンデー』内では、ゲストが来るとオリエンタルラジオ(以下、オリラジ)とゲストの会話になることも多い。その中で自然と「えっ！」「あ〜」「へぇ〜そうなんだぁ〜」「かわいい〜」「やだなぁ〜」「やっぱり！」のような、つぶやき・相槌を打っている。

　上に記述した通り彼女の相槌には「〜」で表記されるものが多い。これは「楽(たの)」が好きな漢字という彼女のゆったりとした性格が影響していると考えられる。

　こういった自然なつぶやき・相槌が、会話に途中から入りやすくすることや、その場を盛り上げることに繋がっていると考えられる。

　らじらー！サンデーのMC就任からおよそ2年が経過するが、就任当時に比べ、より多く、より自然に相槌を打つようになったと感じている。止まることのない彼女の成長からは目が離せない。

1-2.食事

　「食べるのが好き！」と語るメンバーも多い乃木坂46の生態を把握する上で、外すことのできない項目が食事である。

　彼女はそんな乃木坂46の中では、決してよく食べる方ではない。動画配信サイト『SHOWROOM』にて毎週平日に配信されている『のぎおび』内でも、「今日まだ何も食べてな〜い。」と発言するなど、不規則な食事の実態が垣間見える。

　ただ、決して食べるのが嫌いと言う訳ではなく、らじらー！サンデー内のクイズ企画では司会者を務め、クイズの優勝景品のイチゴを進んで食べるなど、美味しいものを食べるのには目がないようである。

　またファンの間では美味しいものを食べた時にとる、目と口を横に伸ばすように閉じ「んーひー」と言うリアクションはあまりにも有名である。(図1)

図1　星野みなみの「んーひー顔」

1-3.睡眠

　睡眠は食事と同等に、人間には欠かすことのできない活動の1つである。彼女の中では、この睡眠がかなり大事な要素となっていると考えられる。

　らじらー！サンデーのオープニングトークでは、「その日、何をしていた？」のような質問から会話をすることも多い。そこで、彼女は8〜10割程の確率で「ずっと寝てました！」と答える。一時は、何度聞いてもこの答えしか返ってこないため、オリラジの藤森氏が「今日、何してた？」の質問を禁止していたほどである。

　また彼女は睡眠について、「寝溜めできちゃうんですよ！」と興味深い発言もしており、仕事の日や夜更かしで寝れない分を、休みの日に寝溜めすることができる。これは寝溜めという新たな人類の進化の過程である可能性も考えられ、引き続き調査を行う必要性がある。

【2.星野みなみがみんなに好かれる理由】　

　前項の生態調査の結果も踏まえ、本項では彼女がみんなに好かれる理由の考察を行う。

2-1.声

　彼女の1番の魅力であると言っても良く、多くの人に好かれる理由の1つが、その「声」である。

　2015年6月14日に文化放送『乃木坂46の「の」』で発表された好きな声選抜では、多くの魅力的な声を持つメンバーを抑え、見事センターに選ばれている。このことからも、みんなに声が好かれていることが分かる。

　彼女の声は極端に高いわけでもなく、アニメ声優のように特徴的な声なわけでもない。しかし彼女の声は、スゥーっと耳を通過し、脳に吸い込まれていくような声である。そのおかげでラジオでは、すぐそばにいるような気分を感じることができ、多くのリスナーを虜にし、好かれる要因となっていると考えられる。

　前項1-1で述べた相槌についても、放送の本筋とは異なる部分であるにも関わらず、多くのリスナーがTwitter上で「今の○○可愛すぎない？」「みなみちゃんの○○好きー！」とつぶやくなど、多くの人に好かれていることが確認される。

2-2.雰囲気

　声と重なる部分でもあるが、彼女の作る柔らかい雰囲気には多くの人が包み込まれ、気づいた頃には彼女のことを好きになっている。

　テレビ東京系列で毎週日曜日24時〜放送されている『乃木坂工事中』では、彼女の話した言葉のテロップがピンクの文字でハート付きで表示される(図2)など、何をやっても可愛くなってしまうその雰囲気は、他の誰にも出せないものであると言える。

　図2　乃木坂工事中でのテロップ
(内容は過激だが彼女が話すとポップに感じられる)

　前項の1-2や1-3での、勝手に試食したり、毎回同じ返答をしたりと、他の人がやると少し怒りたくなるようなことでも許してしまいたくなる。らじらー！サンデーでは「てへっ！からの〜うさちゃん！」と謝ることで、謝りつつもリスナーにご褒美を与えるというとんでもない技を取得している。

　このように何事をも可愛くしてしまうことから、彼女は「かわいいの天才」「かわいい界の巨匠」とも呼ばれている。本人はそうは思っていないようだが、その意識せずとも可愛いを創造することが、あざとさを感じさせず多くの人に好かれる理由であると考えられる。

2-3.優しさ

　ここまでは「可愛い！」といった彼女を愛でるような意味で好かれている理由であったが、実は彼女には可愛いだけでないギャップを感じる魅力がある。

　彼女は多くの人に愛されているが、その分多くの人に優しさを分け与えている。

　現キャプテンの秋元真夏が、乃木坂46 4thシングル『制服のマネキン』から加入し、うまく周りに馴染めなかった時に、彼女は壁を作らず話しかけていた、というエピソードは有名である。

　最近ではらじらー！サンデーに4期生が初登場することも多く、そのような場面で積極的に4期生に話を振ってあげたり、オリラジに特徴などを紹介してあげたりと、「お姉さん感」のある優しさも見せている。

　この優しさは、彼女自身が長女で普段から妹の面倒をみてあげていることに由来すると考えられる。
　らじらー！サンデーではリスナーの妹になりきる企画「妹まつり」の常連で妹のイメージが強い彼女だが、メンバーとご飯に行った際には、食事を取り分けてあげるなど、お姉さんとして立ち振る舞っている。

　2020年2月6日で22歳の誕生日を迎え、乃木坂46の中でも年長にあたるほど成長した彼女は、これからより一層、その優しさでみんなに好かれると予想される。

【3.まとめ】

　ここまで、生態調査と好かれる理由について、それぞれ3つ述べたが、まだ彼女の生態と魅力は把握しきれていない。そのため今後も彼女の動向に注目し、調査を続けることで、彼女がみんなから好かれる理由を考えていく必要がある。

　こうして星野みなみの沼に落ちていくのである。

(2020年2月18日　雑草のビホダイド)

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