ついついやってしまう仕草がある。
腕をくむこと、足を組むこと。
以下松浦弥太郎氏の「今日もていねいに」からの引用ですが、これを読んでからというもの、腕組みする自分にふと気づき腕を下すようになりました。
足を組むというのは格好つけているジェスチャーですが、気取るとは、正直でない心のあり方です。第一、足を組むと骨盤がゆがむ原因にもなります。
「でも、一人でいるときは腕を組んでも足を組んでも勝手じゃない?」という人がいるかもしれませんが、そういうわけにはいきません。
なぜなら誰もいないときの態度が、自分自身の根っこだからです。一人のときに不遜な態度でいると存在そのものが不遜になってしまいます。
しばらく我慢していると、やがて無意識の腕組みは僕から抜け落ち、足も腕も組もうと思っても組めなくなりました。
相手の言うことがまっすぐに心に入ってきます。作法の一つとして、やめるように教えましょう。
※不遜ふそん→思い上がった態度
ついついやってしまいますよね。
わかってはいるけど、やってしまう。
これは、日々意識して気をつけるしかないのでしょうね。
腰痛持ちの自分としては、足を組むことは絶対にやめたほうがいいということもわかってはいます。
あとは、やらない強い気持ちが必要です。「無意識に抜け落ちる」ことを辛抱強く待ちましょう。
こうやって書くことで、また気をつける意識を高めている気もします。
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