見出し画像

季節のお便り Vol.3:20年冬 【長イモ編】

こんにちは。広報担当のKです。

寒くなってきましたね。

寒い日のピシッとした空気が好きです。


季節のお便りVol.3をお届けします。

さて、今回は

長イモ

です。

TOPの写真が微妙ですね。すみません。

写真は微妙ですが、甘みと粘りと白さは格別です。



そんな長イモについて、毎年買わせていただいている、

地元の生産者さんに色々聞いてきました。

その方なんと、40年以上前(!)から栽培しているそうです。

年齢の詮索はNGですね・・・。


さて、

長イモを育てるときには、

畑に石が入っていると曲がってしまうので

石のない柔らかい土にする必要があります。

その深さなんと1m

また、連作障害を避けるために毎年畑を変えているとのことです。


とまぁこのへんは事前に調べていたことなので、だいたい知っていました。


で、ここからが、

この土地ならではのお話です。


野辺山高原一帯は昼と夜の温度差が大きく、

長イモの生育にはかなりのストレスがかかります。

そのストレスは「あく」という形で出てきます。

すりおろした時に茶色くなったり、

えぐみが出たりする、アレですね。


こう見ると、温度差は悪者に感じますが、

甘さや粘り強さにも関わるのでとても大切です。

むしろその温度差が大切とのこと。


じゃあどうやってあくを抜くの?と思われるかもしれませんが、

何度も霜に当てることで抜いています。

そうすることで、甘さや粘り強さを残すことができます。


ただ、毎年天気など、状況が違いますので明確な基準がありません。

なので11月上旬から

某農業関連の団体の職員が試し掘りをして、

すりおろした長イモが茶色くならないか、チェックに回ります。

そこでOKが出るといよいよ出荷ができる、というわけです。


うーん、キビシイ・・・。


そんな厳しい検査を行った長イモを購入させていただいています。


そんな苦労と裏話を聞くと、より美味しく感じますね。

(私だけ・・・・?)



当館では長イモを

・長イモのわさび漬け

・とろろ

として主にお出ししています。


ぜひ生産者さんのこだわりを感じていただければと思います。


それではこのへんで。

またお会いできたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?