縁の切れ目

今日は備忘録ではなく、職場での出来事に思うことがあり、
吐き出さなければスッキリしないのでここに書く。

私は転職を3回経験してるのですが、うち1回は会社に対する不信感から辞めたことがあります。

その時は5人未満の会社で手取り15万・賞与無し、給与は現金手渡しの会社だったんです。
毎月の金額が全く変動しないので、普通に税金も社会保険料も変動はなく、勤務してから1年ぐらい経った時のお話。

給料日、朝いつものように封筒に入った給与明細と現金をいただき、お昼休みに確認。
すると、厚生年金保険料がいつもより300円ほど多く徴収されており「ん?」となりました。

正直それまで社会保険料の金額が決まる仕組みとか全然知識として無かったのですが、それをきっかけに調べるようになったんです。当時30歳。
1〜32までの等級に別れており、毎月の報酬月額の金額で等級が決まり、その等級に該当する金額を会社と折半して負担していると、その時初めて知りました。(遅)

で、先ほどの給与明細の厚生年金保険料が、表に記載の無い金額が引かれていたことが判明。
こういうのってすごく言いにくいじゃないですか。。。
でも午後から社長と同行だったので、その帰りに言ってみたんです。

私「社長すいません、給与の件なんですが、、、」
社長「ん、なした?」
私「厚生年金保険料なんですけど、毎月の給与に変動も無いのですが、300円程いつもより多く引かれておりまして。。。」
社長「えマジ?(半笑いで)戻ったら確認してみるわー」
私「もしかしたら他の人のも間違ってるかもしれませんねー」

なんて話をしながら帰社。
その10分経たないぐらいで、自分のデスク脇に立つ社長。

社長「はいこれ。ごめんねー」
といって300円(細かい金額覚えてないですが、、、)を手渡ししてきたんです。

「いや、そーいうことじゃなくない?」って頭の中で叫びました。笑
・なぜ表にない金額が引かれたのか
・なぜ他の従業員に間違ってないか問いかけもしないのか
・そもそもなぜ間違ったのか
そういう説明もなにも一切なかったんですよ。
んで、その後は何事も無かったように作業続行するし。。。

会社の経営方針とか使うシステムとか、勝手に導入決めて後出しで言われるのは百歩譲って許せるんですけど、お金の事をあやふやにされると一気に信用できなくなるんですよね。

で本日、今の職場で起きたこと。
毎週金曜恒例の打ち合わせ(マジで無駄な時間)があり、一通り話をした後に社長がなにやら配りはじめた。
※ちなみに今の会社も10人程度の小規模な会社です。

社長「給与の締日を年明け1月から変更するから。今までの計算方法だとよくないって指摘されてて(社労士なのか弁護士なのか、誰に言われたかは言わなかったですね。)、人も増えたこともあって(会社が必要としたから採用したんだよね?)急遽やらなきゃいけなくなったんだよねー。んで、その関係で1月の給料が半分になっちゃうんだよね。。。だから今月の賞与とか、使いすぎないで残しておいてね。(半笑いで)」

「いや、そーいうことじゃなくない?」(2回目)が頭の中で炸裂。笑
前職で人事労務の仕事を6ヶ月程度やっていて、その際に就業規則や賃金規定の変更についてやたらと調べて、社労士さんにも確認とったことあるんですよ。昨年社労士試験も受験しました。
(試験は箸にも棒にもひっかかりませんでしたが苦笑)

これはあくまで正解ではなく個人的な見解ではあるんですけど、
就業規則の変更を、適当な人を「労働者の過半数の代表者」に選んで勝手に変えられてるのは実務的にはよくあると思うんです。
でも賃金規定について変更が加わるのって、しかも一時的にでも今よりマイナスになるのって「不利益変更」に当たるんじゃないのかなと。
その場合、本来事前に従業員に周知しつつ、同意を得るべきものじゃないのかなと。

経営者として人を雇用するのはすごく頭も体力も使うことだとは思うんです。ましてや経営のこと考えなきゃいけないから目の前の「数字(実績)」が優先になることも理解はできます。

でも、人を雇う以上、ましてや社労士と顧問契約を結んでいないのなら尚更、代表者として人事労務の現状把握って大事だと思うんです。
会社の都合で勝手に変更されて、しまいには「賞与使いすぎないようにね」って言われて、そりゃ「は?」ってなりますよ。

自分の中の【早急にエスケープするべき職場】のボーダーラインを越えてしまいました。
こういう所をしっかり説明も出来ず、ましてや
「会社都合ですまない。。。なんとか理解してもらえないだろうか。。。」
の一言や二言も無い会社(10人程度の小さな会社ですよ?情報出さなさすぎじゃないですか?)は、僕の中で「居てはいけない職場」になっちゃうんですよね。

経営者も従業員も「〜してやってる」って気持ちじゃなくて、「〜してもらってる。〜させてもらってる。ありがとー!」の気持ちって大事だと思うんです。

というわけで、一刻も早く会社員卒業したい気持ちがより一層強くなりましたよって話でした。
金の切れ目が縁の切れ目ですね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?