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【月刊タスキ】両利きの経営と今月の振り返り

4月も終わり、今年は桜の時期が例年より短かった気もするので何となく春という感じがしづらかった私です。さて、4月自分備忘用。

・主要顧客の5ヶ年売上分析完了
・現場の工程管理シート作成
・工程と売上、入金確認を連動するシート作成
・最新版、固定費分析からの損益分岐点再確認
・日々のCFが把握出来るシートの作成
・経理ルールの再精査
・事業再構築補助金セミナー参加
・友人の副業からの外部人材活用について学ぶ
・地価公示評価員の申請
・秋田県不動産鑑定士協会理事会出席
・秋田県中小企業家同友会セミナー参加
・アトツギU34Youtube公開収録、座談会参加
・アトツギU34東京月イチ
・サロン内ピッチに参加

両利きの経営

これから見ていくように、企業が長期的に存続し、成功していくうえで核心となるのが、ウッド将軍のようなリーダーが、組織の既存の資産を再構成することで新しい機会をつかむ能力を持っていることだ。

両利きの経営 P117より引用 ※太字は私の注記

毎朝、仕事の専門分野以外の書籍を15~30分程度読んでから出勤しています。今月は、両利きの経営を読みましたが非常に面白かった。規模的には大きな企業が多かったのですが、中小企業のアトツギにも通ずるところがあるように思います。

中でも興味深いのは、両利きの経営の本質は“変化に直面したときにリーダーがどう行動するか”としているところです。一見するとテクノロジーや戦略論の話に見えるのでこれはとても興味深かったです。

私の私見ですが、アトツギの視点での要点は以下の通りです。
・既存事業の成功と新規事業に必要な成功の要素は異なる。
・既存事業の成功が足を引っ張る場面もしばしば。
・一方で、ただ新しいことをやればいいってもんでもない。
・既存事業の強みや資源を活かしてこそ、探索の意味がある。

・コンフリクトが起きてもリーダーが覚悟を持ってやり切れるかが大事。

前に聞いた話で、アンゾフのマトリクスや同じ看板業でイノベーションを起こしているクレストホールディングス永井社長の市場を変えろにも通ずるところがあります。

カスタムジャパン村井社長の座談会

アトツギU34の企画でカスタムジャパン村井社長との座談会に参加しました。個人的に興味のある出島戦略についても聞けて本当に貴重な機会でした。

私は、新しく会社を新設する時に社長(父)の反対は無かったんですか?と質問しました。

村井社長は、昼間は家業に完全にコミットして、家業の仕事を終えてから新会社の業務をしていたことので、そこまでの反対はなかったと仰っていました。

その上で、何より、完全に家業を把握しないと出島には出ることは出来ない、と。

正に前述の両利きの経営と共通します。アトツギとしては新しいことをやりたくなるけれど、ただただ関係のない新しいことをやるのではない。家業の強み、資源を活かしてこその新しいことなのだと感じました!

家業の数値をひっくり返す

それを踏まえてもですが、今月はとにかく会社の数字をひっくり返しました。そもそも売上を分析するという習慣がないので、数字を拾うのも一苦労です。

しかし、その甲斐あってというか今まで感覚値で捉えていたものが、数字というファクトベースで傾向が見えて来ました。

ちなみにまずは売上を分析するという発想は以下の書籍から得ています。(私のnoteでは度々出て来ます笑)

恥ずかしながら当社は数値での計画すらないので、これにより来期の計画が立てれそうです。超絶地味な仕事ですが、こういうところと逃げずに向き合うのが大切だなと思います。

サロン内ピッチに出る

今月はサロン内ピッチにも参加しました!結果は優勝とはならなかったものの、ピッチに出て悪いことはありません。

まず、自分の頭だけで考えてることは大したことがないと思っています。考えてるだけでは無価値で、人に見てもらい、実際の意見をもらえることでブラッシュアップが出来ると思います。

アトツギの中には、社内では同じ目線で話せる人が少ないというケースも多いと思います。そうした場合にこういう場があるのは本当にありがたいことです!

講評でこのような趣旨のコメントがありました。

アイデアや視点が優れているものは多かったけれど、実際に動いているかどうかが差を分けたと思う。考えたらしっかりと行動に起こすのが大切。

結局、行動が大切というところに帰結すると思うんですが、本当にそうだなと。5月は一気に動く月と位置付けているので、ここからまた頑張っていきます!

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