私のダンスに関するつぶやき

踊ることが昔から好き。アルバムを開くと4歳くらいの私の写真のそばに「↑どこでも踊る」と母の字で書いてある。今でも仲のいい友人といる時に気分がよくなると踊っちゃったりする。
でも踊りを習い続けていたわけではないので、全く知識も基礎もない。踊り子の中でもダンサブルな演目をやらない方だと思うし、技術で魅せられるタイプじゃないと思っている。
だけど、何度も言うけれど踊るのは好きなのでステージで踊っている時とても気持ちがいい。その気持ちのよさが特に表面に現れているのが『JOY』だと思う。
しばしば『JOY』のベッド中に倒れそうになる時がある。「使い切っていくから」の通り今の私にできる全部を振り絞ってるなーと思いながら、でも暴れているだけにならないように丁寧さも私なりに大事にして踊る。照明が熱くて、世界が眩しくて、くらくらするけどみんなの手拍子が舞台上にいるのを自覚させる感じ。私の代わりにリズムを取ってくれているようにも、もっと頑張れと激励しているようにも、楽しさにはしゃいでいるようにも感じられて私はやっぱり『JOY』には手拍子があると嬉しい。生の舞台と生の人を感じられて幸せだし。
そういえば「『JOY』はどうして最後にまた服を着て踊るんですか?意味分からない」とよく言われる(そしてデジを撮ってくれる、優しい)最近出している『遠距離恋愛』もそうなのだけど、“続き”を感じて欲しくて最後にまた踊ってます。『JOY』は1年目が3曲目で終わり、4曲目は2年目へ駆け出すイメージ。『遠距離恋愛』は二人の恋愛が平和に続くイメージ。ポーズベッドって終わり!締め!って感じがするのでそれの後に何かあるとまた違う余韻があるんじゃないかな〜なんて思っちゃったりしてね〜。
お客さんからの言葉と言えば「のばらさんの踊りが好きです」と言ってくれる人や「のばらさんの踊りは技巧的に上手いとはまた違う、面白さがある」「くせが強いけれどそこがいい」「楽しんでいるのがわかる」とか言ってくれる人がいて、そう感じてくれること・それを伝えてくれることがめちゃくちゃ嬉しい。
私は自分の顔や声、文章とか色々な部分を秀でている、であったり整っている、優れていると感じたことはないけれど、お気に入りで愛嬌があると思っているのでダンスに関してもその通り。
だから「誰々よりすごい!」とか「新人なのにすごい!」とか(まあそういうのは言われたことがないんだけれども)よりもさっきみたいな言葉が嬉しいし響く。私の踊りや他のどこかがあなたのお気に入りであったらいいなー。

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