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夜はJUJUさんのジャズが沁みる

書こう書こうと思ってたら年末迫ってたので、いい加減書く。
10月頃の気持ちを思い起こして。

JUJUさんのジャズはいいなぁ。と、思うのです。

正直に話して、自分の中のJUJUさんのイメージというと、「なんか有名な歌手だよねー、ああ、あの恋愛の曲を歌ってる人か」くらいのものでした。そんな中で彼女のジャズアルバム・DELICIOUS 3rd dishを買いました。まんまと「せかほし」に釣られた形です。

強くJUJUさんに惹かれたきっかけは、「せかいはほしいモノにあふれてる」のおかげでした。

本業を差し置いて申し訳ないけれど、歌よりもまず人柄が、好きになった始まりです。恥ずかしながらこの番組を見るまでは、ちょっと怖い人かも…なんて思っていました。ところが実際は、お茶目で、よく笑い、動物が好きで、人もモノも大切にする、愛情深い、とっっっっても素敵な人だったのです。三浦さんと神尾さんとの掛け合いは、いつまでだって大好きです。

毎週わくわく!しながらMCを務められている姿に、こちらも毎週わくわく!!しながら放送を見ている、という図ができあがりました。
オープニングのRemember(The Good Times)をバックにして、あらすじを紹介するナレーション。今週はどんな楽しいことが起こるかな!?と期待を膨らませていました。だからそこRememberは、私にとって特別です。楽しい時間の始まりを告げる曲なのです。
ファンの方に怒られそうだけれど、この曲を買いたいがためにCDを買いました。

自分自身の話をすると、CD…というか音楽全般に興味がないタイプです。まず音楽をダウンロードしない。買わない。流れてるよね、流行ってるよね、でも全部通しで聴いたことってないや、が基本スタンスです。そんな人間なので、3rd dishを買ったのはフラゲや発売日当日とか気合いの入ったものではなく、発売から約1年後というかなり遅いペースでした。2019年の秋頃です。

音楽にこだわりがないので、通勤時に車内で流すCDも年単位で同じものばっかです。2~3年同じなんてのはザラにあります。このアルバムも流し始めて1年と少し経過しました。

ちょうど2020年9月の終わりごろ、「ああ、もう少しでこのCDとも1年経つのかぁ」なんて思いながら帰宅していました。夏から秋への移り変わり、夕暮れが日に日に早まり、近づく夜に思いを馳せる。ちょっとした感傷に浸っていると、「なんてJUJUさんのジャズは、夜にお酒を呑みながら聴きたくなるような曲なんだろう」と、思ったのです。1日だけじゃありません。この時期はちょくちょく「夜にJUJUさんのジャズを聴いたら、沁みるだろうなぁ」と考えていました。

夜に、JUJUさんのジャズ。そこにお酒、特にウイスキーがあったら、至高の空間が出来上がると思ったのです。夜に溶ける景色が浮かびました。

JUJUさんといえば、恋愛模様を描いた日本語の歌が代表曲かと思います。心打たれる側がいるから代表曲となるのですが、これとは違った魅力を打ち立ててくれる、英語で歌い上げたジャズ。こちらも聴き手を離さない魅力がありました。ジャズにも恋愛の曲は多分にありますが、ごめんなさい、私は英語がワカリマセン。だからダイレクトに歌詞が響くことはありません。ただ、音楽とメロディーに聴き入るのです。それだけで十分、素晴らしい時間を過ごすことができました。

この気持ちを忘れたくないがために、この文章を書いています。記憶として残しておきたい感情を引っ張り出してくれた、素晴らしい歌声を届けていただきありがとうございます。

今夜はJUJUさんが初出場の紅白です。日本語の歌詞だろうがなんだろうが、私は彼女の歌う姿を見るために番組を楽しみにしています。人生の酸いも甘いも味わった、深みのある人生を送っている彼女が語り部として物語を届ける姿を見て、勇気をもらおうと思います。

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