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小寺の論壇:MacBook Pro 16インチのスピーカーの研究

知財、IT産業、ネット、放送、買ったもの、ライフハックなど、コデラの気になるところを語ります。


以前、M2 Pro版のMacBook Pro 16インチを購入したことを伝えしたところである。目的はコンピュータ1台で原稿仕事を完結するには14インチではちょっと小さい、HDRのカメラをレビューするのにHDR表示で映像をプレビューしたいといった目的で、ほぼディスプレイの為だけに買ったようなものである。

まだ屋外で仕事できるほどの気温にはなっていないが、一応リハーサルだけはしておこうということで、室内にColemanのインフィニティチェアを展開し、足の上にMacBook Proを載せて原稿を書くというスタイルを実践している。

背もたれをかなり倒した状態で、ほとんど寝てるのと変わらない姿勢で原稿を書いているのだが、それなりにちゃんと書けることを確認した。

普段の仕事では、エルゴヒューマンのベーシック・ハイバックという椅子で執筆している。もうかれこれこれを使い始めて10年ぐらいにはなるはずだ。目の前に40インチの4Kテレビを置いて、それにデスクトップ画面を映して書いているのだが、そろそろ「いつもの姿勢」に飽きていた。

執筆効率の一番の敵は、「飽き」である。だがちょっと変わった刺激が加わるだけで、効率が上がる。某ライターがしょっちゅうヘッドホンを買い変えたりしているのも、こうした「飽き」への対応が大きいのではないかと思う。

まあ筆者も人のことはまったく言えないわけで、今部屋の中を見渡して常時使える状態になっているヘッドホンとイヤホンを合わせたら、6個もあった。どう考えてもそんなにいるはずがない。

■6スピーカーを内蔵する構成

執筆する際には、家族が出払っているときにはAmazon Echo Studioのステレオペアで、家族がいるときはヘッドホン・イヤホンで音楽を聴きながら仕事している。なので出張の際にも、イヤホンとヘッドホンを1セットずつ持ち出し、本当はBluetoothスピーカーも持って行きたいのだが、荷物の重量が増えるので我慢してきた。実際ホテルに戻って原稿を書くなら、どのみち一人なのでスピーカーで音出ししたいのだが、まあずっと我慢してきたわけである。

あるときふと、このMacBook Pro 16のスピーカーで音楽が聴ければそもそもBluetoothスピーカーいらないんじゃ…という発想に至った。これまでノート型は13インチや14インチ程度しか買ってないので、スピーカーはオマケ程度にしか考えてこなかった。

早速Apple Musicを使ってMacBook Pro 16のスピーカーから音楽再生してみたところ、音質的にかなり満足できる。今年発売のM2版は、2021年発売のM1版とボディ設計は変わってないと言われているので、スピーカー構成も同じだろう。当時から音がいいと言われていたようだが、あまり注意して読んでいなかった。

スピーカー構成としては、片側ごとに中低域用×2、ツイーター×1のステレオペアで、合計6つのスピーカーが内蔵されているようだ。どういう配置になっているのかは公開された資料が少ないが、中低域用が2つになっているのは、大型スピーカーがそのまま入らないので、2つに分割して同じドライバを入れているのだろう。

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