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小寺の論壇:GIGAスクール構想がみみっちい話でつまづいている話

知財、IT産業、ネット、放送、買ったもの、ライフハックなど、コデラの気になるところを語ります。

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4月30日の東京新聞の記事で少なからず驚いた。GIGAスクール構想で使用する予定のパソコンやタブレットを、どこで充電するかでもめているという。

・学校の貸与タブレット、電気代は誰が払う?「家庭で充電」求める習志野市教委に反発も 文科省は「学校で」
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/education/43173/?fbclid=IwAR2l50U1alG0Fbj1BfxalbZky-DESdfTYX8UglkwIFNypX9bnaeDLn2XJbs

全国の小中学校に配備されたパソコンやタブレット端末は、国から助成金を受けながら各自治体が購入したもので、各学校が管理、子どもたちには貸与という形になる。

ただし学校での授業だけでなく、自宅学習にも使うことになるので、生徒が家に持ち帰ることもまた前提としてある。どれぐらいの頻度で持ち帰るかは、各学校の方針が色々あるだろうし、学齢によっても変わってくるだろう。

それはいいとして、習志野市教育委員会では、タブレット端末の充電は家庭で行うことをルール化した同意書を配布、これにたいして一部の保護者から反発があるという。

記事中に同意書の文面が掲載されているが、

3 タブレット端末への充電は家庭で行います。

という文言が見える。まあ同意書なので、本来は保護者がいうべき文言が記されていて、それに署名するだけというかっこうになるわけだが、やはり一方的に手紙を受け取る側である保護者としては、多少カチンとくる書きぶりである点は否めない。

そこで一部の保護者は、「義務教育なのに家庭に費用負担を求めるのはおかしい」と反発した。

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