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エンドロールのあとがき

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見た映画の記録まとめです。
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#映画

映画 #9 「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」

SONYのスパイダーマンユニバース作品。2018年の「ヴェノム」の続編。サブタイトルにもなっているカーネイジがヴィランとして登場するストーリー。 相変わらずエディ(トム・ハーディ)とヴェノムのわちゃわちゃしたやりとりが面白いコメディ映画だった(予告やポスターのビジュアルなどは全然コメディ感ないがw) スパイダーマンを匂わせる演出クレタス(ウディ・ハレルソン)がエディ宛に書いている手紙に登ってきた蜘蛛を潰すシーンや、アン(ミシェル・ウィリアムズ)が時計塔から落ちるシーンなど、

映画 #8 「レッドノーティス」

Netflixで独占配信されたアクション映画。配信日から気になってはいたが、劇場で見たい映画を週末に見ていたためやっと見ることができた。劇場で見る映画ももちろん面白いが、自宅でのんびりしながら部屋着で気兼ねなく見られる配信映画もこれはこれでたのしいコンテンツである。 コメディ映画かと思いきや…美術品泥棒のノーラン・ブース(ライアン・レイノルズ)とFBI捜査官で美術品犯罪専門のプロファイラーであるジョン・ハートリー(ドウェイン・ジョンソン)がビショップ(ガル・ガドット)に翻弄

映画 #7 「アナザーラウンド」

人生初のミニシアターでの視聴。これまでシネコンでしか映画を見たことがなかったため、詳しい後輩にあれこれ教えてもらいながらシアターと見る映画を選んで臨んできた。とある高校教師4人を中心とするデンマーク映画。 教訓的ではない作品アルコールが鍵となる作品ではあるものの、個人的には決してよくある「酒は飲んでも飲まれるな」といった教訓的な映画ではないと考えている。 何か辛いことがあった時お酒に逃げたいときだってある。気のおけない仲間と飲んで楽しめることもある。お酒が入っているからこ

映画 #6 「エターナルズ」

MCUフェーズ4の新作。登場するヒーローも複数いる中でそれぞれのキャラクターの特徴が丁寧に描かれており、群像劇的なものだとキャラクターを覚えにくい自分でもすんなり覚えられた。 どの視点で見るか今までのMCU作品は勧善懲悪で明確にヒーロー、ヴィランがいるストーリー展開であったが、本作はエターナルズの面々がヒーロー「的」な立ち位置で描かれているものの、どの視点で見るかによって物語の捉え方が全然違ってくるところが面白かった。 ディヴィアンツの視点 当初、ヴィラン的立ち位置として

映画 #5 「ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア」

運良く舞台挨拶中継付きのチケットを確保できたので合わせて見てきた。が、間違えてすぐ近くの別の劇場に行ってしまったため冒頭数分を見逃すという痛恨のミス。 時代設定としてはSAOのアニメ本編の1~2話あたりにあたる話のため、舞台挨拶でも語られていたが過去作品を全く見たことない人が見ても、楽しめる作品だと感じた。 現実世界との比較映画を見る直前(2021/10/29)、ちょうどFacebookが「Meta」という社名変更をし、これからメタバースに焦点を当てて事業を進めていく、と

映画 #4 「DUNE / デューン 砂の惑星」

ティモシー・シャラメが主人公を演じる小説が原作となっているSF作品。過去にも同小説を原作とした映像作品は何作か制作されているが、自分が見るのは本作が初めて。 原題だと「PART ONE」となっており、続編も気になる作品だった(放題にもパート1って入れろよ!って心のなかで突っ込んだのは内緒)。原作小説がすごく長いらしいのだが、原作も読んでみようか迷うくらいには面白い作品だった。 個人的にこれまで見てきた映画で好きだった俳優たちがかなり出演していたところも良かった。また、主演

映画 #3 「007 / NO TIME TO DIE」

ダニエル・クレイグ版007最後の作品。これまで007シリーズにあまり興味がなかったものの、予告を見ていて興味がわいた&PrimeMovieでタイミングよく過去作の配信があったため、予習の上初めて007を劇場で見てきた。 全体として過去作からそうだが直接的な表現ではなく、ウィットな言い回しが個人的に好きな作品。今作だと、ボンドがサイクロプス(ダリ・ベンサラ)を倒したシーンでQ(ベン・ウィショー)に対して言った「時計を見せたら”ぶっ飛んだよ”」だったり、最後マドレーヌ(レア・セ

映画 #2 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」

1995年公開の映画の4Kリマスター版。去年攻殻機動隊のアニメ版をしっかりみるきっかけとなった作品であり、SF作品が好きであれば見たことはなくても聞いたことは確実にあるはずな作品。 リアルタイムで劇場で見ることは叶わなかったので劇場の大スクリーンで見れてよかった。 "生命の定義"人形使いが劇中で、人間はこの定義が曖昧だと批評していた。公開当時の現実世界では、スマートフォンもなく、今ほどインターネットが発展しておらず、SNSもYouTubeもなかった。だが、2021年現在、

映画 #1 「レミニセンス」

近未来、世界が水に沈んでしまい、人々が僅かな土地の中で暮らしている世の中で、退役軍人のニック(ヒュー・ジャックマン)が人々の記憶に潜入して事件の操作をする物語。 見る前にFilmarksの評価を見ていたところ、賛否両論な雰囲気だったが個人的にはとてもいい作品だった。(賛否両論なのもなんとなくうなずける) また、主人公のニックも含めた各キャラクターが悪役でも「苦しんで死にたくない」など、それぞれ等身大に描かれているのが良かった。 時間の流れとしての「未来」と、物語としての