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2024年2月4日仙台大会「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

杜の都仙台。
この地は独眼竜政宗こと伊達政宗の地である。
もう少し生まれるのが早く、戦国時代真っ只中に居たならば、歴史を大きく変えていたかもしれないと名高い戦国武将…
その地で戦国時代真っ只中のNOAHの試合が行われる。
約440年の時を経た今、この地で歴史を大きく変える戦いが行われようとしている…

現GHCナショナルジャック・モリス選手とアンソニー・グリーンの持つヘビー級タッグに挑戦するドラゴン・ベイン選手アルファ・ウルフ選手チーム、挑戦者チームの身体能力の高過ぎ、兄弟だからこそ出来る、瞬間で意志の疎通をして、まるで原子時計のように3000万年に1秒程度の誤差しか生まれない連係技との戦いは、息をするのも忘れてしまいそうだ。

GHCジュニアヘビーでは、ほぼ円形に近いレーダーチャートを持つ実力者のダガ選手、そのレーダーチャートに怖さと冷血という項目も入っている所が強さ。それに挑戦する大原はじめ選手の頭脳明確さと、その脳からの指令をタイムラグなく筋肉や動作に伝え動く戦い、心理戦と読みの部分に見どころ満載になりそうだ。
全選手権についてじっくり書きたいところだが、GHCヘビー級選手権にズームインしてみる。

これまでGHC、そしてナショナル共に、凄い選手権試合を幾度も目の当たりにしてきた。
各ベルトの意義やステータスの高さを感じ、認識している事は言うまでもない。
だが、それぞれ違いがあるのは分かってはいるものの、凄い戦いを見れば見る程、頭を過ぎる事はないだろうか?
それは「はたして」という思いだ。
頭を過ぎる部分に「?」が付いてはいるが、それは疑問形ではなく熱望という意味合いの方が当てはまる。
「はたして」の後にくる言葉であるが…それは「どっちが勝つのか」である。
「勝つ」なのだ。
「どちらが強いか」という表現をあえて外したくなるのは、強さには色々あると思うのと、365日数々ある試合の中で、この日のこの一戦だけが持つ意味合いがあるからであり、勝つか負けるか、勝敗が決まったゴングが鳴るその瞬間に解かれた答えを見る事が出来るからなのだ。

ワグナー選手は、現GHCナショナルのチャンピオンではないが、彼がミスターGHCナショナルと言っても過言ではない程の活躍をしてきたという事は、皆さんが一番知っている筈だ。
そして、GHCヘビー級の挑戦を受けるチャンピオンは、あの拳王選手!
だからこそこの一戦に心躍るのではないか。
この二人の戦いを待ち望んで来た方は間違いなく多い。
いやっ、待ち望んでいた筈だ。
それも、対戦するカードが組まれたというだけでなく、選手権なのだから一際だ。
NOAHの中心から世界を見据え進み続ける拳王選手に相対するワグナー選手は、海外から、このリングこそ最上の戦いが出来るとNOAHを見据えて参戦してきた。
スタート地点としている所からのベクトルは違えど、ランディングする所は一緒、最高のプロレスという戦いをNOAHで、そのNOAHで最高の存在になる事に尽きるのではないか。
彼らが進む道程に、新たな価値と景色が現れる。
まだ見ぬ何かが見えてきそうだ。
「勝つ」という部分にフォーカスしてきたが、この試合で感じて貰いたい事が他にもある…
それは「どちらが勝つか」とは別に「どちらが凄いか」が潜んでいる。
さて、あなたの目に映る「最高」はどちらになるのだろうか。
しかと堪能頂きたい。

by彰俊

▶仙台ビッグマッチ開催!
「CROSS OVER 2024 in SENDAI」
2月4日(日)15:00開始/13:30開場
仙台サンプラザホール・宮城

ABEMAで全試合無料生中継!
https://abe.ma/3S5H7vL

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