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武藤敬司とは「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

■「武藤敬司というレスラー」
Who is Keiji Muto? いやっ武藤さんに関しては「What is Keiji Muto?」という表現の方が合っているのではないかと思ってしまう。
プロレスラー天才武藤敬司、誰もが納得し、しっくりと来るフレーズであろう。
姓名判断でも「名声」「人気」と出ている、さすがは「Natural Born Master」である。
今までの輝かしい経歴と人物像等は皆さん周知の事実であり、武藤さんがどのようなレスラーであるかと書くのは、寧ろ皆さんの記憶にある歴史と想いに対してここで書くのは重複してしまうのではないかと気が引けてしまう程だ。
天才とは何か?
彼の有名な天才発明家のトーマス・エジソンは「天才とは1%の霊感(ないし閃き)と99%の努力」という名言を残している。
偉大な先人の言葉は重みと説得力があり、天才とは何かという理論と言っても過言ではあるまい。
しかし、しかしながらである。
武藤さんを見ているとその真逆の天才という定義があるのではないかとさえ思ってしまう。
そう「天才とは99%の閃きと1%の努力」というものだ。
この1%の努力とは、1%しか努力していないわけではなく、努力したと感じる事を感覚的パーセンテージに表記した場合である。
「天才とは99%の閃きと1%の努力」があると仮説する。
身体能力、精神力、体力、空間能力が優れていた場合、通常の人が努力と感じているものが、すんなりとクリアー出来たとすれば・・・マルチタスクとでも表現すればいいのか、とにかく自分自身の感覚割合的に99%:1%という事が成立するのではないか。
特にリング上の戦い方を見てともなれば、そのパーセンテージの比率に頷く方も多いと思う。
それが、その姿こそが武藤敬司というレスラーではないか。

■「彰俊から見る武藤敬司はどんなレスラーか」
彰俊から見る、思う・・・ここからはあくまで個人的に感じた事である。
皆さんと同じく試合会場や映像で見ていた自分が、新日本プロレスに挑戦状を叩きつけた事がきっかけで、同じリングに上がる事となったのだが、それからどの位の月日が経った時の事かは定かではないが接触する機会があった。
接触と言っても敵対していたので会話などは皆無であるし、一定の距離を置いて見かけたという程度ではあったが、今とはまた違った個性の強烈な選手が多い中、明らかに他の選手の方向性とは違う雰囲気というか空気、いややはり纏っているオーラがあった記憶がある。

それは突き刺さるようなピリピリ感や押しつぶして来るように迫ってくるオーラを纏った選手が多いのだが、武藤さんはさざ波のような・・・風力で言えば3m、時速10.8Km、そう1秒間に3mのスピードで走った時に感じる風を受ける程度のプレッシャーなのだが、その奥に自信から来るであろう怖さが垣間見られたのを覚えている。
それと同時に自分は自分、我関せずといった自由人(失礼)的な雰囲気も感じた。
また身体が大きく、あの身体であのような動きが出来るプロレスラーとは凄いものだと感銘を受けたものだ。
あのような動きと書いたが、その動きとは素早いとかムーンサルトプレスとかも当然であるが、所作とでもいうか、独自の世界である。
まるで美しい鳥が優雅に飛び立つ姿を見て息を飲み、高く羽ばたく趣にため息がもれるかのようとでも表現したくなる。

そして、どうしても「動き」に注目してしまいがちだが「時間」の魔術師なのである。
試合中に技、グランドテクニック、投げ、空中殺法、受け身etc.上手さは色々あれど、「時」を操り、独自の「間」で勝利へと自らを導くのはテクニックなどではなく、彼だけが持ちえる「感性」!これこそが武藤敬司が天才だという所以であると結論付ける。
「僕の前に道はない僕の後ろに道が出来る」そう、高村光太郎の「道程」だ。
通釈すると、この短い文の中に下記のような意味がある。
「私の前に進もうとしている芸術や人生の道には、目的地であるという具体的なものは見えてこない。私が進んできた後に新しく自ら開拓してきた道が出来てくる」
武藤さんのプロレス人生を表すに等しい文面ではないだろうか。
「天才武藤敬司の前に先駆者など居ない。プロレスとはゴールのないマラソン。具体的な目的地が見えるまで飽くなき探求し続け、天才が歩み、進み、開拓し道を作るだけだ」と。
そして・・・
ついに・・・
2023年2月21日東京ドームという目的地へ・・・

■「武藤敬司がいなくなった後のNOAH」
武藤さんが引退しても、NOAHのリングにはイズムを引き継ぎ続ける。
教えて頂いた事を胸に。
そんな綺麗ごとはいらない!
大きく偉大な存在である武藤さんが引退されても穴をあけてはならないのだ!
当然上記の事は、甘えてはいけないという戒めであって、イズムも教えを胸に刻む事も感謝することも選手は心から思い実行している。
NOAHは現在進行形で武藤さんが植えてくださった種から芽を出し、花さえも咲こうとしている。
この勢いを止まることなく突き進んで行く事が恩返しであり、今後のあるべきNOAHの姿である。
まずは東京ドーム。
全てを賭けてチーム一丸となりファンと共に勝利と結果を勝ち取り、武藤さんに最高な花道を!
そしてNOAHよ
「僕の前には道がある僕の後ろに新たな光が見れる道をつくる」である。

by彰俊

【チケット発売中!】
「chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE~HOLD OUT~」
日程: 2023年2月21日(火)
開始: 17:00 開場:15:00
会場: 東京ドーム

ABEMA PPV完全生中継!
https://abema.tv/channels/payperview-5/slots/EBMQ1udNdSEVD1

チケットはこちらから!
https://www.noah.co.jp/schedule/418/

▼武藤敬司引退試合2.21東京ドーム大会
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