見出し画像

白GHCベルト「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

先日の新宿大会にて「白GHCベルト」の復活が発表されたのだが、皆さんは白GHCなるものをご存じでしょうか?
NOAHが設立されてから、歴史と共に応援してくださっているファンの方は、あの白GHCが復活するのかと昔の思い出と重なり心が昂る方も多いと思いますが、新たにNOAHを応援してくださっている皆さんにとっては、白GHCというベルトは馴染み深いタイトルではないのではないでしょうか。
「復活」となっているので、現段階では存在してなく知らない方が多いのは当然と言えば当然なのですが、「知る」という行為は、物事の見方や試合の観方を深くし、その上で自分自身の希望や考え方が加わる事で、楽しみ方も掛け算のように広がって行くのではないかと思い、今回このnoteに筆を執ろうと・・・
勿論、何も知らずに白GHC戦を観て、白GHCが何たるかのサプライズ的感動を受ける楽しさもあるので、逆もまた然りではありますが、このnoteを覗いて見たいと少しでも思って頂けたら、暫しお付き合いください。

さて、何故白色となったのでしょうか?
それは提唱者である秋山準選手(現DDT)のイメージカラーである「白」にベルト部分の色となっている事から「白GHC」と称された。ジュニアやヘビーという括りはなく無差別級で、GHCの意味は、Global Hardcore Crown(グローバル・ハードコア・クラウン)なのだ。
通常のGHCの「H」はHonred(崇高)と訳され、白のハードコアとでは「H」の意味合いとしての違いはあれど、どちらも「G」「C」の意味する地球規模の王位であることに変わりはなく、とても尊いベルトなのである。
当時その秋山さんが居たユニット「STERNNESS」に自分も入っていたので、このベルトに対する思いを側で見ていただけに、この復活には、自分も嬉しく感じている。
(自分自身「STERNNESS」を離脱する際に白GHCに挑戦せずに「DARK AGENT」を立ち上げたのでこのベルトへの悔いと思い出も深い)

このベルトが創られた背景には、地方大会を更に盛り上げたいという気持ちがあったのだ。そう、全国で試合をしていく中で、タイトル戦が行われるのは首都圏が多い傾向がある中、原則として首都圏を除いた地域である地方限定でタイトルマッチを行う事を定め、地方大会をこのベルトで盛り上げるという事である。
更に、当時試合会場入り口で売られていた「のあのあくじ」(そんなくじがあったんです)の当選者が立会人としてリングに上がって認定証を読み、試合の勝者にチャンピオンベルトを渡して記念写真を撮るという、観客というの受け手だけではなく、選手と共に作り手として選手権に参加出来るファンサービスも込められていたんです。

なるほど、そんな意味合いがあったんだ・・・ いやっちょっと待てよ。背景や思い、ベルトの意味は理解したものの、何となくボヤ~っとしますよね。強さという観点なら本家GHCだろうし、そのベルトに何を求めるのか?と・・・
その様に疑問を感じたあなた、受け手から作り手思考寄りで、白GHCに近づいているのかもしれませんよ。

他のGHCベルトとの最大の違いと魅力は、白はどんな色にも染められるという事から 王者の色に染められ、方向次第で王座の特徴が変化するという所なんです。
本家のGHCも舵を取れるという点では一緒ですが、強さを測る上でそこには規定というか基準がある。(だから崇高で良い点もあるのですが)
ここからは自分の個人的見解ではありますが、単純に強さってなんだろう?
サメとライオンのどちらが強いのか?水の中ならサメでしょうし、陸ならライオンになりますよね。
学校だって体育、数学、語学、物理etc.それぞれ秀でている人が居る。
まぁ~学校は総合的になのかもしれませんが、卒業後は各分野の第一人者を目指しトップになった時、それぞれの頂点を極めた人の凄さを比較なんて出来ないですよね。
それを選手に当て嵌めてみると、皆さんご存じの通り、NOAHの選手のポテンシャルや魅力は各個人一人ずつ凄い物があるじゃないですか。※齋藤は含まれておりません

この分野なら、ルールが違えば、彼はチャンピオンなのではetc.
この白GHCなるタイトルが復活するという事は、「選手権」「選手」の魅力や素晴らしさをチャンピオンの思想と戦いによって、毎選手権色々な角度から見る事が出来、再発見だけでなく新発見まで出来、NOAHの戦いという形を立方体で捉える事の出来る。いわば宝探しの王様ゲームみたいなものではないかと・・・

自分も年一回のクリスマス興行用のGHCベルト「Great Happy Christmas」を創った事が・・・挑戦者は現れなかったような・・・当然ですよね・・・

話は余談へと逸れましたが話を戻しましょう。
復活して初の王座決定戦が10.23新宿FACE・MONDAY MAGIC ep2. で開催することが決定(ニンジャ・マックvs ?(相手は未定))
白GHCの王座名は「GHCハードコア王座」と改め、ベルトを手にした者は、その名の如くハードコアマッチの王座に君臨する。
「王者の色に染められ、方向次第で王座の特徴が変化する」と言われていたベルトだがNOAH自体も進化と変化をしてきた中、このベルト自体どの様に価値ある変化を遂げるのか、新たなハードコア王座の歴史をライブで目に焼き付ける事は必須になるのではないだろうか。
これは白GHCのフィードバックである。

by彰俊

▶10/23(月) 新宿FACE
「MONDAY MAGICep.2」

グレート・ムタ降臨&GHCハードコア王座決定戦開催!

WRESTLE UNIVERSEで生中継!

▶️チケットご購入はこちらから
https://l-tike.com/st1/noah/sitetop
▶️プロレスリング・ノア 今後の大会スケジュール

▶️グッズご購入はこちらから