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丸藤正道VS飯伏幸太「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

二度の対戦消滅「彼とはもう戦うことはないと思っていた」・・・
初めて戦ったタッグ戦、二人が相対する事は当時も他団体であり、更に飯伏選手がデビュー一年足らずであったことを考えると「偶然」が生み出したコンタクトであったと捉えてもおかしくはないであろう。
その後二度目のタッグにてコンタクトがあったのだが、この二人の接触が増えるのに比例して、見る側からすると、いや戦っている当事者も含めて、この二人が戦う事は「偶然」から「必然」へと思いが変わって来た事は間違いない筈だ。
だからこそ、その二人の戦いが見たいという思いが強いからこそ、遂にその二人のシングル戦が組まれたのだ。
この二人が戦いを繰り広げる中に、どんなに凄い展開があるのだろうかと、まるで夢の扉が開かれるのではないかと、その日を指折り数えて待っていたファンは多かった。
だが、丸藤選手が戦いの直前に右ひざ前十字靭帯断裂という怪我をし、実現は夢へと消えてしまった。
まぁそう簡単に実現出来る戦いではないだろうし、残念ではあるが、貴重な戦いや楽しみは、寝かして置いた方が、味わった時の充実感は格別であろうと、次の機会に思いは繰り越される事に。
そして初シングルが流れた翌年、またもやシングルが見れるチャンスが現れた
しかし、今度は飯伏選手が肩負傷を悪化させて欠場・・・
もしリング上に戦いの神が存在するとするならば、なんとも残酷な悪戯なのだろうか・・・
必然と思われた戦いが、実現しない夢、「触れてはならないもの」「何が起きるかわからないもの」云わば悪魔的魅力、禁断の果実、そう、戦いのパンドラの箱という方程式が成り立つ永遠の儚い夢へとなってしまった。
この二人が戦えない運命こそが、偶然から必然へと変わり、その運命を認め受け入れなければならなかった。
夢は寝て見るものなのだから・・・
タッグで不思議な巡り合わせから始まった運命的「必然」は、長い年月を経て、遂に「実現」へとなる。
そう、夢は見るものから夢は観るものへと運命が変わったのだ!
時というものが、二人を熟成させ、今だからこそ見る事が出来る戦いが、2024年NOAHの初夢として、1月2日は起きていながら「夢」を「観る」事が出来るのだ。
この二人がどの様な戦いをするのか?
そこには、二人の数奇な運命という歴史的なスパイスだけ頭に入れておけば、予備知識は必要ないのかもしれない。
二人が動いた瞬間から動き出す歴史を、リアルタイムに皆さんの目と耳と心で、思う存分堪能しながら年表を書き足して頂きたいから・・・

大会には色々な戦いがある。
丸藤選手の貴重な一戦を見て頂きたい事は言うまでもないのだが・・・
全ての選手の戦いも一期一会、そして大事な一戦であり、この1月2日という日に集中している。
先程、「丸藤選手の貴重な一戦」「大会には色々な戦いがある」と書いたが、丸藤選手の、いやっ丸藤正道という漢のもう一つの戦いも見て頂きたい。
NOAHの歴史と共に進み、背負い、戦って来た彼は、選手としても副社長としても何を見て何処に進んで行くのか?
この1月2日に最高な戦いをという事は当然だ。
ただ、彼はこの1.2という点の戦いのみならず、NOAHが出来てから、今、そしてこの後何十年先というスパンをも踏まえてNOAH、プロレスを見据えて戦っている筈。
色々な角度からこの戦いを観て頂けたら、楽しみ方も何倍にもなり、素晴らしい新年へとなるのではないだろうか。
by彰俊

ABEMA presents NOAH "THE NEW YEAR" 2024
日程:2024年1月2日(火)
開始:15:00/開場:13:30
会場:有明アリーナ
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