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横浜武道館大会見どころと世代闘争への時代突入について「彰俊的徒然草」note

ー3.19横浜武道館大会
・矢野選手VS小澤
両選手の成長は著しく、観る者もその成長に楽しさを覚えているであろう。
身に着けた技術と技を出し魅了するのも良し、ただ、第一試合でプロレスとはという原点をあらためて感じてもらうという観点から、基礎中の基礎である戦いも見てみたい気がする。

・小峠選手YO-HEY選手𠮷岡選手アレハンドロ選手VS近藤選手タダスケ選手大原選手Hi69選手
原田選手が引退したこともある中、これだけの選手が戦うので、見てみたいシーンと期待は皆さんあると思いますが、あえてHi69選手があの選手権の後に、通常モードに戻るのか否かが気になる。
集中した試合後のカードで、日常に戻ってしまう事が意外と多いのだが、小さなではなく大きな違いを感じてみたい。

・中嶋選手VS岡田選手
このカードが組まれた意味合いは深い。
岡田選手の覚悟と挑み方、中嶋選手が非情な怖さが出るのか、この試合、中嶋選手のレスポンスの速度を速めることが出来るかが見どころのカギである。

・鈴木選手サクソン・ハックスリー選手VSモハメドヨネ選手稲村選手
THEヘビー。
プロレスの醍醐味を感じれるカードであり、耳を澄ましてぶつかる衝撃音を聞き感じて欲しい一戦。
一線を画す規格外の肉体がぶつかるとどうなるのか?理屈ではなくプロレスラーの迫力って凄いなと。

・杉浦選手VS谷口選手
遂に組まれたかというカード。
両者バックボーンがアマレスと自衛隊であり、バックボーンが同じなだけにどう変化して現在に至るかという個性が分かりやすいと同時に比較もしやすい。
ここでは、今まで色々な姿に変えてきた谷口選手が、素の自分自身として挑みだした意味を見せて欲しい。
そう、自我を芽生えさせて欲しい一戦。
相手は杉浦選手、こんなチャンスはそうそうない。そろそろIDを確立させようではないか。

・丸藤選手ドクトル・ワグナーJr選手VSジャック・モリス選手アンソニー・グリーン選手
高いレベルで良い意味で安定の安心感が持てるのだが、安心して見ていてはいけない。
いつどこで凄い刺激が現れるか分からないのだ!
高いレベルの安定を出せる選手には、そんな一閃を出す瞬間があるのだ。

・AMAKUSA選手ニンジャ・マック選手VSエクストリーム・タイガー選手ランセロット選手
リングは団体によって、ロープの太さや固定の仕方、ターンバックルやリングマットetc.それぞれ違いがある。
ランセロット選手がノアのリングに慣れた時にそのポテンシャルが引き出される。
器用な選手だけに、この横浜武道館で未知のポテンシャルが見れるのではないか・・・

・GHCヘビー級タッグ選手権
マサ北宮選手稲葉選手VS拳王選手征矢選手
有言&実力の金剛チーム、征矢選手も一回りも二回りも変化して来ている。
言動に惑わされず、守りに入らず、ランディング地点が見る者の想像よりはるかに高ければ、面白いチャンピオンチームが見れそうだ。
そこがキーポイントかもしれない。

・GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権
小川選手Eita選手VSHAYATA選手クリス・リッジウェイ選手
ここには感情が渦巻くだけに、なにが起こるか分からない程、ゾクッとする魅力があるカードである。
場外とリング内に分かれて争いがあった時など、どちらに視点を置くかに迷ってしまうかもしれないだろう。
しかも決まる時は、予兆もなく一瞬という可能性もあるから、ある意味フォーカスの仕方がポイントになる一戦。

・GHCヘビー級選手権
清宮選手VSジェイク・リー選手
身体やパワーだけでなく、ジェイク・リー選手は侮れない。
それどころかこの選手権では、いつものように余裕と余力を残して戦うジェイク選手でなくなる可能性も大だからである。
倒しにかかる時は隙も見せずに全力で潰しにかかる怖さがあるのではないかと・・・
清宮選手も成長し続けている。
3.19にどこまで仕上がっているかが見どころでもありポイントになる。
GHCのベルトは頂点でなければならない。
選手がベルトを奪取するというよりも、ベルトに選ばれし者が腰に巻くことが許されるのかもしれない。

ーNOAHが世代闘争時代に突入しそうなことについて

「世代闘争」これはいつの時代にもどの団体でも起こってきた歴史である。
自分自身、中学生の頃から好きで見ていたファン、現在リング上&解説の視点から考察してみた。
世代とは何だろうか?
周期または時期、プロレスにおいてはどの年代が中心となる「主」を取れるかであろう。
現在のリング上では、年齢やキャリアという点から見ると、三つに分かれているのかもしれない。
「主」とは時間やキャリアか、強さなのか?
時間やキャリアが作り上げて来たものは大きいが、早い成長でキャリア以上の結果を出す選手も居る。
では強さなのか?強さであれば・・・
ここで「世代闘争時代に突入しそう」という言葉に些か違和感を感じる。
「強さ」全てを兼ねそろえている者がチャンピオンであれば、世代闘争はすでに終えている筈である。
「世代闘争」はプロレスの歴史の中で、皆苦しみ悶えながら得て来たのを間近で見て来ただけにその難しさも身に染みている。
そこにはキャリアや時間、勝敗や強さだけではない何かがあるのだ。
唯一無二の佇まいとでもいうのだろうか、信頼というのだろうか・・・
商売もそうだが信頼を得るには時間がかかる。
長い年月期待を裏切らないことで安心感と信頼が出来るのは基本といえる。
ただ、圧倒的で衝撃的な事が起こり(起こし)、その対応や姿勢により、短期で得られる事もあるのは事実。
売り上げが多いスーパーではなく親身に動いてくれる近所のお店が個人にとって信頼があることも・・・
例えが少しずれているかもしれないが、一番であるからというだけではない。
だから時間やキャリア、強さや勝敗だけではないのかもしれない・・・
「世代闘争」という定義や理論はない。
選手の主張もあるのだろうが、観ている側の皆さんからの、期待のみならず信頼関係が築かれた時に人知れず認められ周知するものではないのだろうか?
だから時間がかかるのかもしれないと・・・
一戦一戦期待に応え、進化や変化はあっても、芯の部分が不変であり、圧倒的な存在感を醸し出せれれば、近い将来、いや近い時期に新しい景色が見れるであろう。

by彰俊

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