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グレート・ムタのHOF受賞式の付き人という大変光栄な役目でアメリカへ プロレスリング・ノア稲村愛輝

人生で初めてアメリカへ行きました。

グレート・ムタのHOF受賞式の付き人という大変光栄な役目でアメリカへ行きました。

武藤さんとこれほどまで長く一緒に過ごすことが今までなかったため、緊張しながらアメリカへ旅立ちました。

着いてすぐにサンタモニカビーチへ行き、武藤さんと写真を撮ったときに「この旅が始まったんだな」と改めて感じました。

WWEのトライアウトを武藤さんと見学しにいきました。
大学のフィールドにトライアウトのためのリングが4つ並んでいるのを見て、そのスケールの大きさに驚きました。
トライアウトは受験者がお互いに声を掛け合い、励ましあい、とても明るい雰囲気で進められていました。
そもそもトライアウトとノアの入門試験は受けるまでの過程や、試験内容は違うのですが、試験中や、入門後の道場での練習の雰囲気作りについては、このトライアウトを見て、学ぶことが多くありました。

僕が見た日のトライアウトは40人ほどの受験者がいたのですが、もとは数百人の候補者がいたと聞きました。
それだけの人数が受けたい、プロレスラーになりたいと思える状況が素晴らしいと思いました。
日本でもアメリカのように、多くの若者がプロレスラーに憧れる状況を作りたいと思いました。

HOFの授賞式の日、会場や控室で現役からOBまで多くのレスラーが武藤さんにお祝いの言葉をかけているのを見て、改めてその偉大さを感じました。

レッスルマニアも観戦させていただきました。
まずスタジアムの大きさに驚きました。
中に入り、最上階だと思っていた場所から上を見上げたらさらにもう3階ほどフロアがあって驚きました。
席につき、入場ゲートの大きさに驚ました。
何かの試合でも、ライブやイベントでも、催しが始まる前からこんなにも驚きに溢れ、ワクワクしたのは初めてかもしれません。
試合では、中学、高校生の頃夢中になっていた選手の入場に興奮したり、同年代でものすごい活躍をしている選手を見て燃えるものがあったりと、本当に生でレッスルマニアを体感することができてよかったです。

レッスルマニア2日目は席で数試合観戦したあとは、バックステージで武藤さんと試合を観戦しました。
武藤さんは試合を観ながら感想や意見を述べたり、自分が海外で試合をしていた時の話などをしてくださり、1日目とは全く違う見方ができてとても良い経験になりました。

今回アメリカに行き、感じたのは全てのもののスケールの大きさです。
HOF、レッスルマニアはもちろん、別会場の売店
スーパーストアの規模もとんでもない大きさでした。
そして、どの場所にも大勢のファンがいました。

Smack Down、レッスルマニア、RAWと4日間どれも超満員。
その会場でとてつもない熱を感じ、ものすごくモチベーションが上がりました。

街もレッスルマニアウィーク一色でした。
このアメリカで見たもの全てが、ありえないように思えるスケールの話ですが、どれも現実に起きていることです。
このスケールを日本でも見てみたい、プレイヤーとしてその中心に立ってみたいと強く思いました。

ある日の夕食は武藤さん、中邑さん、イケメンさんと世界を知る方々と食事をし、さまざまな話を聞くことができました。
遠い世界のように感じていた世界で戦う日本人選手から直接話を聞くことができ、どのような意識を持ってプロレスに向き合えば良いのか、日々を過ごせばいいのかなど、今までの自分の考えにはなかった新しい気づきがありました。

武藤さんと一緒だったからこそ聞けた話、出会えた人。
武藤さんと一緒だからこそ見ることのできる世界がたくさんありました。

この経験を自分の中に留めておくのではなく、大きな思考と意識を持って、ノアでの戦いに活かし、もっとどデカいスケール、ものすごくアツい熱量を生み出します。

貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。

プロレスリング・ノア
稲村