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勝手に彰俊的下馬前評判 2023 N-1 プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

Bブロック
「INTEGRATED ・ASSIMILATION ・ I am NOAH 潮崎豪」

幾度かの休場を乗り越え「I am NOAH」がN-1に挑む。
そう、Mr.NOAHが完全復帰したのだ。
更にお互いをリスペクトしているAXIZも再結成したのだから、自分自身の証明の為にも今回のN-1に挑む気持ちは一段と強くなっている筈。

自ら I am NOAHを「呼称」し「称呼」となりつつある。
「なりつつある」という部分に違和感を感じた方も居るでしょう。
何故なりつつあるなのでしょうか?

現在のNOAHは多岐化しており、各選手がそれぞれの個性を生かしNOAHを引っ張っており、時間差で主導権を握っているともいえよう。
その中で「 I am NOAH」と絶対的なものになるには、この夏のN-1にかかっていると言っても過言ではない。

当然ながらGHCのチャンピオンが舵を取り、NOAHの象徴である事は誰しもが認めている事であるが、彼の言っている I amとは、もっと深く根底の部分を意味しているのではないかと思っている。
勿論チャンピオンの時も、たとえ負けた時でも、休場している時でさえも「常」になのである。

ヒット商品はあれど、トレンドに左右されない「定番」とでも言おうか、寧ろブランドのロゴに近いのかもしれない・・・
そして彼が目指しているのは「SYMBOL」なのか「EMBLEM」なのか・・・
試合スタイルは、ムーンサルトプレスを器用に使いこなし、豪腕ラリアットや逆水平チョップを見て頂ければ、皆さんもご存じの通りパワーの面でも優れている。

上記のそれもそうなのだが、見ている以上に戦っていて思うのは、実はパワーファイター以上にパワーファイターな部分があるというところなのだ。
それは、投げ技で持ち上げられる際の安定感が抜群なのである。
その後投げられて痛い思いをするのだから、持ち上げられる際の安定感等と投げられている自分が言ってる場合ではないのだが・・・
でも、その状況であっても一瞬感心してしまう自分がいる。
その位安定感があるのだ。

N-1に出場する選手の中には大型外国人選手も居るし、他のパワーファイター達も居るが、潮崎選手には問題なく対応出来る強みがある。
さて、話は戻るが、多種多様な優れた選手が揃っているNOAHだけに、絶対的な象徴になる難しさを想像することは簡単だが、難しいだけに遣り甲斐と達成感がある筈だ。
それは観ている側でも感じられるからこそ楽しみなのかもしれない。
主導権を握られたり、イメージがブレる事もあったが、「INTEGRATED(一体化)」して 「ASSIMILATION(同化)」し、真の「 I am NOAH」となるのか、潮崎選手の夏から目が離せない。
by 彰俊

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