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2024年1月13日GHC 「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

1月13日後楽園ホールにて、拳王選手VS潮崎選手のGHCヘビー級選手権が行われる。
1月2日に「TEAM NOAH」なるユニットを結成した潮崎選手が、同日のGHC選手権終了後に挑戦表明し、決定した選手権なのだが、その挑戦表明の際、始めにチャンピオンが発した答えは「NO」だったのだが・・・
自分自身「TEAM NOAH」なのだが、このnoteは自分の中に居るもうひとりの自分の目線で客観的に書いている。
解説や試合、文章を書いている時にもいくつか存在している感があるが、違和感なく融合しているので、発信している根本の本質は一緒なのだろう・・・

さて話は戻るが、ベルトを賭けて戦う選手権。
その戦いの勝者が栄光と権威あるベルトを腰に巻くことが出来るのだが、元々はチャンピオンの物であるから、あくまでも超簡潔的にいうと、チャンピオンは防衛かベルトを失うかの二択に対し、チャレンジャーは利を得るか現状維持となるかになる。
試合前にチャンピオンがベルトをレフリーを通じていったん預けた瞬間に、ベルトは勝者の勝利を告げるゴングがなるその瞬間まで、裁判所に立つ「テミス像」の如く公平に勝者を待つ。
上記に書いたチャンピオンとチャレンジャーのリスク関係を考えると、些かチャンピオンの方がリスクが大きく感じるが、防衛するということは、試合前に預けた時と防衛後に再び時分のもとに戻ってきた時の価値は、数段上がっているので、ハイリスクではあるが、ハイ²リターン以上になって戻って来る程の意味がある筈。
だからこそ、戦う度にベルトの重みが増し、チャンピオンとしての器量や度量、そしてステータスが上がっていく。

挑戦者の潮崎選手はGHCのベルトを第15代、第17代、第26代、第33代、第38代と5回巻き、昨年のN‐1も優勝しているので、資格は十分過ぎる程ある筈なのだが・・・拳王選手の「NO」。
拳王選手の発言は、直球の時もあれば、変化球の時も多々ある。
意味合いも多岐にわたり、率直に受け取り過ぎては先が見えないと思える方もいるだろう。
第一に、大事なファンに対し「クソやろー」と呼ぶのも彼なりの愛情の変化球である。
ただ、そこにひとつだけ言える事は、直球にせよ変化球にせよ、「NOAH」「プロレス」を素晴らしいものにしたいという思いがある事だろう。

挑戦を受ける条件として、潮崎選手の代名詞ともいえる「I am NOAH」を賭けるという事であった。
潮崎選手にとってI am NOAHは称号でもあり、彼の人格権の一部としての権利の側面でもある肖像権、アイデンティティである。
ベルトのように、その物にルールがある訳ではなく、一度失ったら、次に勝ったとしても戻るという保障もない、というか、イメージなだけにかなり厳しいかもしれない。
これは、ダブルタイトルマッチのような緊張感が走る試合になりそうだ。
NOという回答の後に付けた条件の「I am NOAH」を賭けろの意味は、認めていないという直球なのか、認めているからこそ、互いに最大のリスクを背負ってNOAHのGHCという戦いをしようという変化球なのか。
「強さ、激しさ、戦う姿勢、それが圧倒的に足りない」とTEAM NOAHを結成した潮崎選手の覚悟もかなり大きい。
これはベルトだけの戦いではなさそうだ。
ズンドコには語源を含み、色々な意味がある・・・
どの意味合いになり、リング上はどの色に染まるのか・・・
鳥肌の立つ戦いが見てみたい。
by彰俊

「STAR NAVIGATION 2024」
1月13日(土)18:30開始/17:30開場
後楽園ホール・東京

▼メインイベント・GHCヘビー級選手権試合
拳王(第43代王者)
vs
潮崎豪(挑戦者)

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