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武藤敬司引退試合 プロレス“ラスト”LOVE~HOLD OUT~ プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

・タッチャンピオンチームが開幕に挑むとどうなるのか、どんな試合を見せるのか。マサ北宮選手稲葉選手VS稲村選手矢野選手

・女子の凄さをドームの会場に刻み込むのか。坂崎ユカ選手山下実優選手中島祥子選手辰巳リカ選手VS瑞希選手伊藤麻希選手渡辺未詩選手新井優希選手

・先日リング外で激しいぶつかり合いをしていた事やGHC戦の印象強い、杉浦選手小島選手ティモシー・サッチャー選手VSジェイク・リー選手ジャック・モリス選手アンソニー・グリーン選手

・先日アレハンドロ選手のマスクを破られ素顔がチラリと見えた事の怒りの矛先はどうなる。小川選手Eita選手HAYATA選手クリス・リッジウェイ選手ダガ選手VS小峠選手YO-HEY選手吉岡選手アレハンドロ選手宮脇選手

・Dramatic Dream Futureの世界を見せつけてDDTここにありとブランドをどう刻み込むのか。MAO選手勝俣選手上野選手小嶋選手VS遠藤選手岡谷選手高鹿選手正田選手

・ドラゴンゲートの強者に対するは、各レーダーチャートの突飛した部分を合体させ限りななく円に近い総合力を持つNOAH
チームの行方は。シュン・スカイウォーカー選手KAI選手ディアマンテ選手VS丸藤選手イホ・デ・ドクトルワグナーJr.選手ニンジャ・マック選手

・宮原選手諏訪魔選手青柳選手VS拳王選手中嶋選手征矢選手

・外道選手石森選手VSNOSAWA論外選手MAZADA選手

・高橋ヒロム選手VSAMAKUSA選手

・オカダ・カズチカ選手VS清宮選手

・武藤選手VS内藤選手

2月21日東京ドーム大会の見どころ・・・今回の「見どころ」とは・・・
見「ところ」(1.範囲2.場面3.場所)今大会は3.なのではないだろうか・・・
上記に書いたのは見どころなどではない。
対戦カードなのだ。
この対戦カードを見ただけで、想像出来る容量範囲を軽く超えてしまう程のインパクトがある。
意味で3番を選んだのは、試合カードの見どころ云々の概念を通り越して「東京ドーム」が見どころだからなのだ。
そう、2月21日に開催される場所、東京ドームそのものが見どころだからだ!

世の中に影響を与えている各団体が集まるプロレスオリンピックと言っても過言ではあるまい。
そしてその求心力の中心にNOAHが居るという事実に間違いはないであろう。

その全カードに「歴史」「時代」「しがらみ」「新たな因縁」等様々な意味合いがある。
先ほどプロレスオリンピックと書いたが、この2月21日にどの様な意味合いがあるのか・・・
犬VS猫とでもいうか、イヌ亜目VSネコ亜目なのだ。
猫がネコ目ネコ科なのは分かり易いが、犬もネコ目のイヌ科になる。
ネコ目(食肉目)からイヌ亜目とネコ亜目に分かれ、そこから更に枝分かれ、色々な「科」に分かれて色々な種類の動物へと進化して行く。
更に驚くのは犬と猫の祖先は共通で「ミアキス」という太古の動物なのだ。

何が言いたいかというと、かつてひとつの格闘技であった「プロレス」から二つの亜目に分かれ、そこから枝分かれに細分化されて行き、各団体へと進化して行ったと考えると、同じプロレス亜目の血が流れていながら全く違った進化をしていった者達が、自分達が信じている「科」という団体の威厳を賭けて戦うのだから、壮大な歴史となるのではないかと・・・

「歴史を変える」「新たな時代を」etc.この2月21日に対して色々な表現があるだろうが、長いプロレスという時間の流れの中で、押しも押されもせぬ「『2月21日東京ドーム大会』という歴史が出来る」と表したい気持ちになる。

その歴史が現会場で作り上げられている「瞬間」を「時」を一秒足りとも遅れる事なく共有し、現地又はPPVにてリアルで観れる事が出来れば、プロレスと貴重な時間と経験、思い出があなたのものになる。
戦いし者も応援し者も、戦う相手においてもプレッシャーにおいても時間においても気持ちにおいて、先日解説のシメに使った「豈に遅れをとるべけんや」という言葉に込めていました。

今回の見どころを表現する上で難しいのは、全カード凄く出し惜しみすることなく10以上の試合があり、色々な団体の選手が出場するので、見る側の観点や気持ちで大きく変わってくるというところであるが、「プロレス」ファンの皆様に大変失礼ながら、ややNOAH寄りの見方になるかもしれません。
その中で後半の5試合にズームしてみました。

・宮原選手諏訪魔選手青柳選手VS拳王選手中嶋選手征矢選手
常に話題を作り、切り開いてきた金剛の事は皆さんご存じであろう。
征矢選手も先日の選手権でひと回りもふた回りも大きくなった。
拳王選手と諏訪魔選手のぶつかり合いでは、肉体的なぶつかり合いは当然であるが、二人が対峙した時に、身体を包んでいる闘気が相手のパーソナルスペースを押すのかが見たい、いやっ感じたい。
そのファーストコンタクトの一瞬こそが二人の見どころではないかと・・・
そして中嶋選手と宮原選手、自分はこの二人がNOAHに参戦した当初から知っている。
それだけにこの二人の戦いはどうなるのか、どの様に仕掛けるのか、何を求めているのか。
間接的には知ってはいるが、かつて自分が知っていた宮原選手とは別人であり、全日本を背負っている。
大きな身体が更に大きく感じられる程である。
金剛の中で孤高の探求者である中嶋選手も、この対戦を舌なめずりしながら牙を研いでいるだろう。
当然キックの威力とスピードも増して来るだろうが、先日の試合で、あの巨漢の稲村選手にバーティカルスパイクを決めたところに、この試合へのただならぬメッセージと気持ちを感じたのは自分だけであろうか?

・外道選手石森選手VSNOSAWA論外選手MAZADA選手
NOSAWA論外選手のラストマッチでありパートナーのMAZADA選手は東京愚連隊では同じチームとして活躍していた。
ラストマッチでパートナーに選んだだけに信頼がおける選手であり、タッチワークに言葉はいらない。
対する外道選手と石森選手、石森選手は元NOAHだったことは記憶に新しい。
このビッグマッチで、そのNOAHに挑むのだから気持ちは少しもブレることなく戦いに挑むことは間違いない。
あの身体と腹筋から繰り出す素早い攻撃に磨きがかかっている。
他の選手は動きに緩急を付けて一瞬の鋭さを見せる戦いの中、このチームの中で唯一常に早く動き続ける選手である。
さて外道選手であるが、NOSAWA選手との戦いでこれほど興味が沸く選手はいるのだろうか。
両選手、試合で見せている動きは氷山の一角であり、水面下では表に出ている動きの何十倍も動いている云わば策士なのだ。
水面下で考えられた策の中から瞬時に最善の策を選び繰り出す。
トランプのゲームで言えばスピードであろう。
表面下の見えない頭脳戦を感じるのだ。
NOSAWA選手のラストマッチはどの様な結末になるのか。

・高橋ヒロム選手VSAMAKUSA選手
もしもAMAKUSA選手の過去が消息不明のあの選手であったのなら、高橋ヒロム選手の思い描いている選手であるのであれば、9年4ヶ月前の約束がこの2023年2月21日に果たされる。
トーキョートルネードというこの試合のタイトルの意味は・・・
もしそのタイトルの意味が深かったとしたら・・・
かつて1969年8月8日に撮影されたザ・ビートルズを象徴するアビーロードを歩いたジャケットの写真と同じようにあのチームがアビーロードを歩いた・・・
もし、もしもその二人が戦うのであれば、あの写真でロンドンの有名観光名所になったように、二人が戦ったこの日のスクランブル交差点というリングも、きっと観光名所になるような戦いが繰り広げられるであろう・・・もしも・・・
これは余談であるが、個人的に8月8日に撮影されたとあるので、リングが新観光名所になるような試合であってほしい。
それとダリルこともちねこハチワレと高橋ナオルが気になって仕方がない。

・オカダ・カズチカ選手VS清宮選手
大阪大会で決定確実となったこの試合。
ただの対抗戦ではないことは皆さんが一番知っている筈である。
清宮選手が仕掛けたこの試合。
かつて新日本で起きたあのシーンを彷彿させる強烈なインパクトを残した。
善悪賛否両論はあるものの、あの瞬間に選手も観客も毛が逆立ち、一瞬にして全身の血が身体を逆流し上ったことだろう。
ただならぬ緊張感と張りつめた空気、そして血潮が騒ぐ空間を久しぶりに体感した。
オカダ選手と戦い涙したあの戦い。
清宮選手はあれから沢山の経験をし、いくつものアイテムを得て、物足りなかった怖さというアイテムまでものにした。
決して行動自体を擁護しているわけではないが、その行動でよりエキサイティングな戦いが始まろうとしていて、今となってはこの戦いを待ち望んでいるファンも多いのではないだろうか。
そして崇高で強いオカダ選手も怖さというオーラを纏い強さを増してドームの地を踏む。
チャンピオンとしての戦い方は二人とも知っている。
通常とは違う団体の威厳を守る戦いに、より速くスイッチ出来るのはどちらなのか。
最初の出だしは大人なのか、それとも・・・
今現在試合まで数日あるが、観る側も戦いがすでに始まっていることを体内で感じている筈だ。
賽は投げられた。いやっ清宮選手が賽を投げつけたのだ。
清宮選手よ、新たに得た怖さのアイテムで戦いの場の大気に変化が起こったのだ。
今まで羽ばたいていた孔雀の羽を立てて上昇気流に乗るのだ。

・武藤選手VS内藤選手
内藤選手が武藤さんに憧れて、大阪まで天龍さんとの試合を見に来ていたあの頃から「時」は流れ、武藤さんのプロレスラー最後の試合で対戦相手となった。
武藤さんについては別のnoteで触れたいと思っていますが、この試合に関しては、ここではあまり触れたくないというか触れてはいけないのではないかと・・・
2月21日という日が来て、メインエベントの時刻が訪れ、入場曲が耳に飛び込み、武藤さんの一世一代の姿が目に焼き付く。
選手コールがマイクから流れ、開始のゴングが鳴ると同時にどれだけの声と感情があふれるのだろう。
それからどれだけの時間が流れるのだろう・・・きっと時が止まったように長くもあり、また一瞬の様に通り過ぎたように感じるのかもしれない。
どんなファンタスティックなドラマがあるのだろうか。
終了のゴングが鳴った時、濃厚な時間と空間を堪能し、歴史が作られた「時」を共に過ごせたことに幸せを感じ、何故か溢れ流れている涙に気付くのかもしれない。

皆さんと二度と巻き戻すことが出来ない素晴らしい歴史の時間を共に過ごそうではないか。

by彰俊

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