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代々木大会「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

秋の夜空を見ながら・・・
月の右手に輝く北斗七星を眺めながら、先日「明日の試合が100倍楽しめる徹底解説生配信」での試合はLIVEにて会場で緊迫を体感し、更に映像で見るという発言はどうだったのか、どの様に伝わったのか、伝えることが出来たのだろうかと自分自身に問いかける。

選手の鼓動や息づかいまでをも感じられ、どの様な結末が訪れるかとドキドキしながら観るLIVEが格別な事は、皆さんご存じの通りで言うまでもないだろう。

結果のみを知った場合は、映像にてそこに達するまでの過程を新鮮に味わっておられる事と思います。
更に映像を見返すと、技の流れその他、それまで感じられなかったりすることが見えてくる。
あれっこんな事があったんだ、こんな感じだったんだetc.

試合後、選手のインタビューやSNSを聞いたり見たりした後に見返すと、今度は自分目線から選手目線の見方が出来る。

小説等や映画やドラマ、他のスポーツも見る側の感性や捉え方によって幾通りもの正解があるのだ。
推しの選手に焦点をあてるのは勿論、対戦相手の背景にもスポットをあててみるのも面白さが倍増する。

オフィシャルも当然ながら、皆さんファンの写真からも選手に伝わってきたり見えてくるものが多い。
シャッターを切る瞬間の思いその他、見えないものが見えてくる瞬間は嬉しくもあり、お得感さえも感じるほどなのだ。

そして最初に感じたり見たりした事が合っていたりすると心が満たされる事はないだろうか。
それは決して確証バイアスなどではなく、あなたが辿り着いた「正解」なのだ。

自分は、出来る限りリング上や解説、そしてこのnoteで全力で伝えることが出来られたら・・・と思っております。

「代々木大会についての見どころ」どこにスポットを当てるのか、皆とは違うのかもしれない、そして見どころを書くまでもなく注目と感情移入してしまう試合が多い代々木大会。全部書きたい、書ききりたいと思ってしまっている自分が居るのだが、長くなりすぎそうで戸惑っている自分も居る・・・

GHCタッグを終えて、最初の一戦となるファンキーエクスプレスと勢いを増している金剛とのタッグ、成長株をどの様に采配し、勝利に導く司令塔の居る小川さんチームに恐ろしいまでの強さに連携の安定感と奇想天外の攻撃を繰り出すぺロス。

NOAHの戦いを見せてくれる丸藤選手と杉浦選手のチームには、あの「M」達が並び、GHCヘビーの選手権でリングに立ったばかりの2選手も対角線に。見た目も戦い方的にも兄弟なのでは?と思ってしまうチャンピオンダンテ選手とYO-HEY選手に対し、頂点を取るために再参戦したAMAKUSA選手に重力を無視した理論崩しのアレハンドロ選手の華対決。元日GHCの前哨戦開始プラス小島選手マサ選手に中嶋選手征矢選手といった豪華な対戦。この試合は元日に向けて今後じっくり書きたい・・・

なので今回は他の気になるマッチにズームイン。

・鈴木選手VS谷口選手
この二人の対決だが、無口で黙々と決めにかかる職人であり研究者といったイメージがある。勿論当然気迫も声も出しているので、あくまでも個人的な勝手なイメージではあるが、そこにはとても高い技術とポテンシャルがあるからこそ、探求する職人や研究者のイメージを持ったのかもしれない。そしてその二人がぶつかるからこそ面白さが大盛りの増し増しになっている。自分的には、それは名作で魅力や深みが半端ない「無声映画」を観れるかのようで楽しみなのである。無声映画は、どれだけ時を経ても感動する魅力と奥深さを持つ名作があるのだが、二人にしか出せない空間を味わいたい。

・稲葉選手VSジャックモリス選手
この二人も似ている部分が意外と多い気がするんです。お互いに持っている実力は高い。あくまで良い意味で期待も込めてのことなので、表現の真意が正確に伝わって貰えてたらと思いますが、器用にこなすオールラウンダーなのか、長所が多すぎるが故に、セールスポイントが何なのかピントの焦点が合ってなくなってしまうのかがポイントになるのかもしれません。試合後皆さんの感情を加えたレーダーチャートも見てみたい。どちらも更なる大化け必見のカードである。

・GHCジュニアタッグ選手権。
これは唸りますよね。先日観たばかりの対戦なのだが、コーナーの立ち位置が変わっただけで、同じ選手同士の戦いとは思えない程、興味と引き付けられ方が半端なくなってしまいます。先日の戦いの残像が残る程この短いスパーンの中で、対応策と攻撃パターン並びに連携を変化させることが出来れば有利に働く可能性大。リング内で戦っている選手の活躍は当然ではあるが、コーナーに居る選手が直接手を出すだけではなく、相手の気を逸らせる動きやフェイントが出来るかもカギとなりそうである。

・GHCナショナルイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr選手VS稲村選手
ルチャリブレの持てる底力を見せたワグナー選手。サラブレッドの血が騒いだベルト奪取。血筋DNA、伝統とプライドを持つ者は、それに火が付き自分自身のアイデンティティに確信を持った時、一段階上のとてつもない強さを一瞬で得ることが出来る。あの一戦でワグナー選手は最強ロードへと繰り出し、対戦相手はリング上で彼がひと回りもふた回りも大きく見えてしまうのではないだろうか。
誰も手の付ける事が出来ない程の強靭さを身に着けたのかもしれない・・・
稲村選手以外は・・・
そう、今更に進化したチャンピオンの前に立つのは稲村選手しかいないのかもしれない。理屈や道理、鉄壁の壁すら物怖じせずに真っ向からパワーで挑める選手は数少ないのだ。自他共に認めるあの凄まじいパワーならば、全てを砕いてくれるのではないかと・・・
自他共に認める・・・
ここが利点でもあるが、ウィークポイントに変化する事もあるので要注意だ。有利な時に見える心の隙こそが恐ろしい。巨大なビルやダムも、とても小さな亀裂や穴から崩壊が始まるのだ。
この一戦、両選手のタイプ的に、先手で優位に立てることが一番なのかもしれないが、時折後手にまわれる勇気がポイントになるやもしれない。どちらも勢いがあるだけに、激しいぶつかり合いが見られるだろう。力強く大きな選手だけに、果たして小さな亀裂か穴を相手に作ることが出来るのはどちらなのか、勝ち名乗りは、ベルトを腰に巻くのはどっちだ!

by彰俊

11月23日(水)
国立代々木競技場第2体育館大会
開始: 15:00 開場:13:30
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