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4.16セビオアリーナ仙台「彰俊的徒然草」note プロレスリング・ノア 齋藤彰俊

4月16日この日の天候予報は曇りとなっている。
雨の心配はなさそうだ。
1961年から2022年までの仙台の過去62年の天気から見ても雨なのは25.8%なので、傘は必要なく、むしろ陽が差す可能性も無きにしも非ずである。
あなたはこの日会場又は放送を見ることだろう。

東京から東北新幹線に乗り会場に向かう方もおられるだろうが、同じ東京都に居ながら、東北新幹線の改札口を通りホームに着いた途端、そこはもう東北である事を感じることだろう・・・
不思議なのだが、雰囲気というか人々というのか、とにかく東北を感じられる事は間違いなく、ホームから見える東京の高層ビルに違和感を感じるほどである。
余談であるが、入場券の140円を払えば2時間ほど居れるのだから、一番安く行ける東北旅行と言えよう。

大会が行われる杜の都仙台。
杜の都と言われるだけあって、新幹線の車窓からも、駅を降り建物と接続されている高架型歩道「ペデストリアンデッキ」からも美しい緑に囲まれていることが確認出来る。
街中自体が山々の中に現れた都会という人々のオアシスと言った表現が似合いそうだ。
自分が通っていた中学は駅から程近く、駅に到着する直前にその当時住んでいた所も車窓から見える。
食的にも牛タンをはじめ、ずんだ餅にかまぼこ、セリ鍋、萩の月と心躍るものも多いので試合前の腹ごしらえや試合後に試合を振り返り語らいながらでも味わってみてはいかがだろうか。

仙台の武将といえば伊達政宗公。
政宗公が武将となった時は、戦国時代が終わりかけた頃であったが、もしも戦国真っ只中であったのなら、天下取りの勢力図が変わっていたのかもしれない程の武将であった。
そして今、正宗公生誕から456年という時を超えて、この仙台という土地で天下取りが行われようとしている。

そうプロレス界、NOAHは戦国時代のど真ん中にいるのだ!

さて、GHCヘビー級チャンピオンであるジェイク・リーとはどんな男なのだろう・・・192㎝という高身長の視線から、NOAHのマットはどのように映っているのだろうか?いつも身体のバランスが良いと解説で言っているが、192㎝110㎏にウェイトリフティングと総合格闘技がバックボーンというスペックはパワーウェイトレシオから見ても、すぐに加速体制に入れる程である。

ヒールとも取れるスタンスではあるが、何故かヒールのようには感じない。それは彼の優雅な所作と雰囲気から来るものなのか、とにかくいかなる時も自然体なのである。通常の選手は下から上へと力が進むが、コーナーで力の逃げようが無い状態にされ、長身から繰り出される串刺しフロントハイキックは、直線的に顔と頭部に力が加わり水平ギロチンと化す。彼のジャイアントキリング(番狂わせの意)は、もはや番狂わせではなく安定の帝王技といっても過言ではないだろう。スラっとしていて比率的に見逃しがちではあるが、太ももの太さは目を見張る程で、その足から繰り出される足技は脅威なのだ。

恵まれているようにも感じるジェイク・リー選手であるが、かなり苦労した時期がある。地に落ちたような経験は、折れた骨が太くなり再生するかの如く、糧となり器を広くする。とはいうものの、それは乗り越えれる力を持っている場合であるが、彼は乗り越え今まで以上のオーラを得たのだ。

そのGHCチャンピオンが今一番戦いたいと逆指名された中嶋選手。
それは何故か・・・
解説の挨拶等も終わりいよいよゴングが鳴る。

見どころであるが、今回はピックアップさせてもらったのだが、全ての試合に見どころがあり重要な試合であることに間違いはないので、そこはご了承いただきたい。

10人タッグの丸藤選手清宮選手ニンジャ選手小峠選手𠮷岡選手VS拳王選手新崎選手近藤選手大原選手Hi69選手であるが、仙台が主体でもある新崎選手がここに入ることで、拳王選手との相乗効果がどのように、いやっどれだけ大きな風と波が起こるかが、ファンの想像を超えるものになるのではないかと期待が膨らんでしまう。
あの姿勢を貫く拳王選手がリスペクトする世界の新崎選手なのだから・・・
対するチームは安定と安心できるほどの力を持った選手達であるが、あえて新たに挑戦者として歩みだした清宮選手が自分の心の中ではなく、どう表現されるかも楽しみである。

GHCタッグ、あの金剛チームをもや破り前進し続けるチャンピオンチームの勢いは増すばかりだ。
ただ、相手は百戦錬磨の杉浦選手と今までのデータなど参考にならない程、確変変化中の谷口選手が何処までというかどのように今回変化するのかが未知数すぎて、見続けなければ予想と答えが出すことが出来ないのだ。
この挑戦者チーム、自衛隊とアマレスがバックボーンの絆を持つチームだ。
これで二人のリズムが合えば・・・いやいやっ、いつも組む選手の不規則なリズムをリード出来る杉浦選手なのだ。
この一見バラバラなように奏でるリズムこそが・・・彼らのラップが完成した時、どのような結末が待っているのだろうか。

GHCジュニアヘビータッグ選手権において、チャンピオンチームの実力的に、通常死角は見えないのだが、不穏な動きが感じられる今、どんな試合になるのだろうか?YO-HEY選手タダスケ選手共に、メンタル的にも技的にも進化し、正面からチャンピオンチームを崩すことも十分に確立は高い。ここでチャンピオンチームがどう出るのかが見どころである。ただでさえこの二選手の心を読むこと等、占い師やメンタリストでさえ難しいのだから、試合開始から時間が流れる中で見えた動きのみが真実なのだ。開始のゴングから終了のゴングまで動きに注目するのだ。

GHCジュニアヘビー級選手権、この場にHAYATA選手が戻ってきた。
GHCジュニアのベルトを守り続けて来た実績があるHAYATA選手。
ただ・・・ただである。
時は流れるのはジュニアの選手の動きのごとくはやく、進化するのもはやいのである。
AMAKUSA選手も修羅場をくぐり進化の頂点にいるのだ。
戻ってきたHAYATA選手が、何を隠し持って戻ってきたというより立ち塞がって見せるのか・・・

GHCヘビー級選手権
試合で見せる動きから分かりにくいかもしれないが、戦いという点で、中嶋選手はストイックである。
彼がにやりと笑う時、それは獣が獲物を仕留める時の気持ちの表現である。
身長差はあるが、中嶋選手のキックにその高さの差は問題ではない。
とてつもないハイキックを難なくこなすことだろう。
ジェイク・リー選手のキックは、先ほど触れたように強烈である。
二人のキック、下から上へのベクトルも軌道で恐ろしい威力を出すし、長身を生かした直線的な威力は言うまでもない。
自由に角度が変化する膝から繰り出す切れ味鋭いスピードキックの中嶋選手。
当たったところから軌道が伸び続ける長身キックの衝撃はA地点からCはおろかD地点まで続き獲物にダメージを与えるジェイク・リー選手
当然二人の強みはキックだけではないのは言うまでもないだろうが、どうしても見てしまう。
そして、どちらが捕食者の獣となるのか、どちらが獲物になるのか・・・

二人の笑顔が消えた時仕留めに入る筈だ。笑顔が消えた時、二人の本性が見える。笑顔が見られなくなった時、恐怖が見れることだろう。何故ジェイク・リー選手が一番戦いたい選手が中嶋選手なのか・・・それは似ているからなのではないか!同じものは要らない、光り続けるのは一つなのだ。さぁ~杜の都仙台の戦いをとくと観よ!

by彰俊

ABEMA presents GREEN JOURNEY 2023 in SENDAI
日程: 2023年04月16日(日)
開始: 16:00 開場 14:30
会場: ゼビオアリーナ仙台

大会詳細&チケットはこちらから!
https://www.noah.co.jp/greenjourney2023insendai/
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