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森の散歩で

月に一度は訪れる八ヶ岳南麓。
都内で一戸建ては無理でも、林の中に小さな家なら建てられるのでは?そう思い小さな小さな家を建ててから、もうかれこれ30年近く。

新緑を過ぎた頃、緑が湧いてくる

季節の移り変わりと、標高千メートルの高原ならではの自然を季節ごとに楽しんできました。

今月は台風一過、いつも歩く森の道にはかなり大きな木が倒れていました。
古い木が倒れそこに光が差し、また新しい木が伸びて行く。自然のサイクルは完璧です。

森の散歩では季節ごとの様々な恩恵に預かります。
春は土筆やノビルなどの野草、秋は枯れた杉の葉を拾って薪ストーブの着火剤に、そして冬はリースの材料にモミや杉などの枝を拾ったり…

クリスマス前の収穫はリースやスワッグ用に。
着火剤要らずの杉の枯れ枝

新緑も過ぎて緑が濃くなるこの季節、犬の散歩をしながらあちこち探して歩いたのは山椒の実でした。

摘んでるそばから強い香りが漂ってくる

若い頃は特に好きでもなかった山椒ですが、山椒昆布や、稲荷寿司に添えたもの、最近は麻婆豆腐に入れると香りも美味しさも増すことがわかり、今年はこの時期を楽しみに待っていました。

水洗いした後熱湯で30秒も茹でればOK

水気を切った山椒は、今年は醤油と油にそれぞれ漬け込んで、残りは小分けして冷凍保存。

醤油漬けは冷奴や魚や肉を焼いたものにかけたり、オイル漬けはひたすら麻婆豆腐用です😁
昔から何故か“森“と言う言葉の響きに憧れがありました。森の中を歩いて見つけた物をまた生活の中で使う、先人や地元の方の知恵に感心するばかりです。

ただ自然のものを頂く時に気をつけたいこと、
それは根こそぎ採らないという事! 

後の人に残す思いやり、頂くものだけに忘れずにいたいものです😊


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