見出し画像

Debian9のwi-fi設定手順

thinkpad t42 windows xp時代のpcにDebian9をインストールしたときにWi-Fi設定メニューが存在していなかった。pc起動のたびにターミナルからコマンドで手動でWi-Fi接続する必要があり、めんどくさいのでWi-Fi接続設定を自動化しPC起動時に自動的にネット接続されるようにする。

iwconfigコマンドで現在のネット接続状況が確認できる。PCに搭載されているインターフェース(有線、無線)について表示される。

$ sudo iwconfig


今回は手動でネット接続したあとに実行したので、下記のように現在接続しているwi-Fiのインターフェース名(PCの)とWi-FiルーターのESSIDが表示される。

wlan0     IEEE 802.11  ESSID:"ほげほげ"
Mode:Managed  Frequency:2.457 GHz  Access Point: F8:B7:97:39:92:5ABit Rate=1 Mb/s   Tx-Power=20 dBmRetry short limit:7   RTS thr:off   Fragment thr:offEncryption key:offPower Management:offLink Quality=70/70  Signal level=-39 dBmRx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:0  Rx invalid frag:0
Tx excessive retries:83  Invalid misc:214   Missed beacon:0
irda0     no wireless extensions.
lo        no wireless extensions.
eth0      no wireless extensions.


下記コマンドを実行すると、自動接続に必要な設定ファイルに書く情報が出力される。

$ wpa_passphrase <ESSID> <passphrase> 
network={
	ssid="myESSID"
 #psk ="mypassphrase"
	psk=f2a28b6a93d37131c0c4c03bc9gh133kk73525c81607788c501821706ccnc4f7
}

上記の"psk"の値を下記設定ファイルに記載する。

設定ファイルを作成する(PCのWi-Fi インターフェース名はwlan0だった)。

$ sudo touch /etc/network/interfaces.d/wlan0 


設定ファイルの内容を書く。(sudo vim /etc/network/interfaces.d/wla0)

auto wlan0
    iface wlan0 
    inet dhcp
    wpa-ssid myESSID
    wpa-psk f2a28b6a93d37131c0c4c03bc9gh133kk73525c81607788c501821706ccnc4f7

pcを再起動すると自動でwi-fi接続されるようになった。

PSKとは

Pre-Shared Key(事前共有鍵)という。PC側からコマンドで生成できる。Wi-FiアクセスポイントとPC間の通信を暗号化するにあたって、事前に別の手段で共有された秘密の符号がPSK。まずPSKによってWi-FiアクセスポイントとPCの接続認証をして接続。PSKをもとに通信を暗号化するために必要となる暗号鍵(PMK)を生成する。接続後はパスフレーズからPMK(Pairwise Master Key)という鍵を算出し、通信中に使う暗号鍵の生成にPMKが使われる。

普通上記のようなWi-Fi接続はWPA2 PSK方式という。

WPAとは、Wi-Fi Protected Accessの略。WPAの接続方式が使えるということは、Wi-FiルータとPCともに、WPAによる一定のセキュリティが確保できる仕様を満たしている機器ということを意味する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?