犬の羞恥芸

此方に戻ってきて数日。
大して面白くもないネタをここに書く訳にもいかず
前のように有能なマゾの存在が減った事で
中々苦戦していた。

どこかに面白いマゾは居ないものか。
なんて思いながらマゾを募る。

一人。面白そうなマゾ出会った。
軽い挨拶を済ませ、手始めに土下座をさせてみる。

此方の指示がなくともちゃんしたご挨拶が出来るのだろうか。と、思っていたら。
やっぱり気に食わないのがマゾの姿勢。

浮き足立つのは御前の情緒だけで充分だと言うのに。碌にご挨拶も出来ないのか。

これが目の前に居たのなら軽く一蹴物。
ごめんなさいと謝罪をさせ、もう一度ご挨拶。

さて、態々挨拶の仕方から教えないといけないのかと途方に暮れそうになったのだけど。
指示を出して居ないにも関わらず全裸での挨拶。

折角脱いだのなら何が面白い事をさせてみよう。
少し考えた末にさせたのは
今流行り(？)の証明書類と下半身ツーショット。
それのどこに魅力を感じるのか、私には全く理解できないもの。然しマゾからしたら自分の弱みを握られたと錯覚してスリルを楽しむらしい。

案の定、それが興奮材料となり
一気に気持ちが昂るマゾ。

正直、私の興奮はそれほどにない。
筈だったんだけど。
搾取が始まると段々と高揚していく自分に気付く。

あぁ、あの感覚がまた戻ってきた。
また味わえた。と。

久しぶりに感じる優越感やがて欲になり
更に満たそうとする。

マゾの罵倒と同時に搾取を続け、また高揚する。
最後にはまた、証明書類と一緒に移した粗末なものが果てる姿を動画に収めたもの。
マゾの方から送ってきた。

『観賞用』にしてはそこそこだろうか。

30秒も堪えきれない所がまた滑稽で。

早漏さが滲み出ている。

このマゾとの戯れは始まったばかり。

次はどんな芸をさせようか。
どう辱めて遊ぼうか。

まだ芸を覚えさせるのに私は知識不足。
オススメのものがあるのなら 是非 。
ご享受賜りたい。

Fin.