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肩甲骨周りがほぐれると息がしやすくなるかも

呼吸をする時に動く体の部位のはあばら骨(肋骨)になりますが、このあばら骨の動きを肩甲骨が邪魔してしまうこともあります。

肩甲骨は鎖骨とほぼ唯一繋がり(関節)を持ち、あばら骨の上に乗っかる形で位置しています。



ただ乗っかるだけではあまりに不安定となるので周りの筋肉が肩甲骨の動きを操作する形となりますが、肩甲骨とあばら骨を繋ぐ筋肉に
「前鋸筋」と呼ばれる筋肉があります。


前鋸筋


主な働きとしては
・肩甲骨を前外側(背中から胸の方)へ動かす
・肩甲骨の内側(背骨側)をあばら骨から浮かさない

働きをします。
例えるなら前ならえの動きをする時にも働きます。
個人的な印象としてはデスクワークでパソコン業務をしたり長時間の運転をする人は凝りやすいですね。


また肩甲骨内側の裏からあばら骨に付着し、少し触りにくい部分にある筋肉でもあります。

この筋肉が凝ってくると
・肩甲骨が外側に位置する
・肩甲骨があばら骨に張り付くような位置になる
といったことが起こります。

その結果、呼吸をする時に

・あばら骨の動きを横側から押さえ込む形で邪魔をする

・あばら骨に張り付くような位置になることで胸郭が膨らんだり縮んだりすることを邪魔する


等の影響が出てくると考えられます。

そのためこの前鋸筋をいかに凝らないようにするか、というのも息のしやすさを考える上では大事になります。


セルフケアの方法としては腰の後ろに手を当てて、そのまま肘を後ろに引きながら胸をはると肩甲骨の外側が伸びてくるかと思います。

お風呂上がりに牛乳を飲む時の姿勢にちょっとだけ似てるかと。
これをめちゃくちゃ強調した姿勢と思って頂ければと思います。



無理のない範囲でやりながら呼吸の変化を感じられたらokです。

そんなわけで今回は肩甲骨と呼吸についてのちょっとしたお話でした。


音楽分野向けの個別整体では今回お話した事も踏まえて施術させて頂いておりますので、興味がある方は是非お申し込みください。


最後までお読み頂きありがとうございました!

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