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下顎の疲れは首から防ぐ!


歌っていると下顎が疲れたり、筋肉が凝ってくるという人は多く見られますがその原因について話をしている人や文章はあまり見かけません。

あくまで個人的な印象のお話ですが、何かしらの参考にでもなればと思い記事を作ってみました。

まず下顎が疲れるということについて、
・何が疲れているのか
・どのように疲れているのか
ということを考えてみましょう。


下顎にある筋肉は主に舌骨上筋群と呼ばれる筋肉であり、下顎を下げたり喉仏を上に挙げたりする働きをします。

舌骨上筋群



この働きがたくさん必要になる程、舌骨上筋群が疲れやすくなります。

また筋肉が引き伸ばされた状態から縮まる際にもたくさん筋肉が動かないといけなくなるため、結果的に疲れに繋がります。

そう考えると下顎を疲れさせないためには「如何に筋肉を引き伸ばされた状態にさせないか」ということが大事だと僕は考えてます。

その時に大事なのが頚椎(首の骨)の傾きです。

頚椎



頚椎が前に倒れると頭も前に出て、下顎は引き伸ばされます。
この姿勢のまま歌い続けていると下顎がすぐに疲れるのは当たり前であり、いくらマッサージをしても根本からの解決にはなりません。

そこで僕が普段施術で行っているのが

「後頭部擦り付け体操」

です。

やり方は簡単で、床に仰向けになった状態から後頭部を床に擦り付けるように頭を動かします。

下顎を引く⇔上を向く

という動きの繰り返しですが、この時に
①後頭部が床から離れない
②数分繰り返してもどこも疲れないくらいの力加減

この2つを初めからしっかり守れる人は殆どいないと思っています。

殆どの人は
①後頭部が床から離れる
→頭が前に出る

②数分で疲れる
→数分で疲れてしまうような筋肉の使い方

となっている印象です。

逆に言えばこの体操ができてくると施術後(2.30分後)の発声に変化が出ることが多いです。
例)高音域の向上、発声時の努力感軽減、呼吸のしやすさ 等

試しに一度やってみてはいかがでしょうか!

個別整体も承っておりますので、興味がある方はこちらも是非申し込み下さい!

最後までお読み頂きありがとうございました!

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