躁鬱でもできることはたくさんあるもんだね

今日初めて入った喫茶店のマスター。常連さんと会話していたけれど、私の入店と同時に顔をこちらに向けて威勢よく「いらっしゃい」と一言。マスターと話していた常連さんも私を見て「あら若いお客さんだねえ」と一言。

休日の私は大抵かったるい気持ちでベッドでゴロゴロしがちだから、とりあえず遠出してみたんだ。家で考えごとするよりも外を歩きながら考えた方がいいと思って。マスターと常連さんの間に入る勇気はまだないが、今考えていることを誰かに聞いてもらいたいと思う。

1月30日のゼミの私の発表タイトルは「実験設計と人生相談」だった。私は今25歳で、修士1年で、博士進学を考えていた。知っている人は知っていると思う。しかしながら、急になぜかゼミで「私、社会に出たいです」なんて涙声って宣言して就活を始めた。それでもって、もう結果が出た。希望通りエンジニア開発職に内定した。

大学の入学式ぶり(6年ぶり?)にはいたパンプスでは、東京をまったくうまく歩くことができなかった。就活なんて考えていなかったから、大学の就活イベントにほぼ出席したことがなく、いわゆる就活対策はちんぷんかんぷんだったし、結局リクルートスーツを買わず、黒ならいいだろうというくたびれたスーツで最終面接に行った舐めた就活生だった。面接官はエントリーシートから大学生活が充実していたかどうか見抜けるらしい。特に興味を持ってもらえたのは、函館の学部時代の大学についてとシェアハウス生活についてだった。面接は、自分が大切にしていることについて言語化するいい機会だった。アカデミアに残ろうとしていた自分が研究に何を求めていたかと言えば、純粋な知的好奇心というより言語を越えた普遍的な価値を残すことだったんじゃないかと思う。

働くまでにはあと一年あるし、将来への不安がどうとか後悔しない選択とかよくわからない。友人は皆先に働いているけれど、一社目は辞めたか辞めたいかといった感じで、働かないとわからないことがたくさんあるんだろうなと思うだけだ。

昨日は研究室の追いコンだった。修了していくマスターとドクターが感極まって泣くのをみて、私はあと一年で泣けるほど努力してから社会に出られるだろうかと考えた。

病める時も健やかなる時も頑張ります。
また考えごとしたら書きます。

読んでくれてありがとうございます。