9/17日記:娯楽

午前中は休日出勤だった。6連勤でグロッキーになっており、出勤時オロナミンを飲んで出した仮初のエネルギーで先輩に「おはようございます!」とあいさつしたら、「ン…。」みたいな感じだった。先輩はデスクでモンスターを飲みながら作業していた。私よりも疲労が溜まっている様子・・・。

こういう時は休まないといけない。午後のハンパな時間で解放されたので、残りの時間をすべて娯楽にあてることにした。

ここ最近色んなルートで帰りながら目ぼしい喫茶店をチェックしていた。そのうちの一つ、古い建物の小さい入口で持ち帰りのケーキを売っていて、メニューがちょっと変わった感じの珈琲屋に入ることにした。店頭のポップや装飾のごちゃごちゃ感からしてお婆ちゃんが切り盛りしてる店に違いない。そういう店は大抵サービスも細やかで好きだ。

中に入ると思ったより奥に長かった。床も柱も深い茶色の木造。各所が雑貨で飾られている。カウンターの奥から色付き眼鏡をかけたオシャレなミセスが出てきた。思ったよりファンキー系だったな。一人なのでカウンター席の一番奥に座る。メニューを開くと、ケーキセットが900円だった。こだわりっぽいのに安い!全て手作りで、シャインマスカットのレアチーズケーキ、いちじくのタルト、かぼちゃのタルト、ガトーショコラで迷う。本日のコーヒーはマンダリンですよ。とお姉さんが言うのでガトーショコラに傾いたが、どうしても季節ものを食べたかったのでかぼちゃタルトに決めた。タルト台の上にフィリングを流して焼いて、生クリームとかぼちゃの種がちょっと乗せられている位の物を想像していたが、大皿で大分豪華な盛り付けのものが来た。まずタルト台の上にクレームダマンド、その上に刻んだチョコレート入りの生クリーム、その上に大きなかぼちゃプリン、その上にまたクリーム、表面はかぼちゃをモンブランみたいにこんもり絞られている。紫芋のアイスと生クリームが添えられていて、シナモンが少しかかっている。お皿はコーヒーカップとお揃いで、彼岸花が描かれている。すごい豪華だ!懐かし系の味と随所のこだわりの取り合わせがいいなぁ。タルト台がシャクシャクで美味しい・・・。誰がケーキを作っているんだろう?今度行った時に聞いてみようかな。珈琲もいい香りで美味しかった。

一度家に帰り、近くの地図を見ながら夜のプランを練る。焼肉とか中華とかでパーッと飲み食いするもよし、銭湯でデカい風呂に入るもよし・・・。検討の結果、レイトショーを観に行くことにした。ちょっと遠めの大きい映画館で、伊坂幸太郎原作のハリウッド映画を見る。ニセの日本を舞台に、ヤレヤレ系殺し屋のブラピがアクションしている。デッドプールの監督だそうでキャラも演出もすごくコミカルだ。これは友達と見るタイプの映画だな。ちょっと寂しくなった。でも隣にも一人で観に来ている女性がおり、各所で静かに笑っていて少し心強かった。もしくはニコニコ動画みたいにコメント流せたら面白いかも。ポップコーンとメロンソーダを飲みながら適当な事を考える。諸悪の根源の者は死に、狡猾と強運でヘイトを集めていた者もその報いを受け派手に死んだ。悪役全員にひたすらセラピーを勧めていたヤレヤレ系ブラピが勝ちTRUE END。個人的には話はまとまっていすぎだけど、コミカルなアクションというのはいいものだなぁ。ずっと見れる。

アクション、そして彼岸花で思い出したけど最近友達に勧められて「リコリス・リコイル」を観ている。すげー予算かかってそうな、毎回劇場版みたいに綺麗な作画で女子高生がガンアクションする。この銃を使った戦闘シーンがかっこいい。回避、防御、立ち回り、たまに体術。アクションは映像作品に限るな。

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