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花山歩 #6 八幡平界隈の沼巡り③ 八幡平山頂周回 (2022.6.14)

御在所沼の鮮やかなオレンジのレンゲツツジや花の百名山・八幡平の花イソツツジ → 長沼の優美なキヌガサソウ → と巡ってきた八幡平の沼と花巡りの最後は八幡平山頂の八幡沼へ。
とその前に、やっぱり気になる鏡沼ことドラゴンアイを見にいきます。

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2022のドラゴンアイ🐲

今年は雪が多すぎて、いろいろ変則的なドラゴンアイになってました(笑)
毎年綺麗な目になるとは限りませんが、見たことない形でした。
これはこれで貴重。後々の話のタネになりそうです。

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上からの全体図

真ん中の雪が解けてるので
一応開眼です💦
ここ数年で1番出来が悪いかも(笑)

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キヌガサソウ(衣笠草)

山頂のキヌガサソウが咲き始めてました。
花は綺麗に開いてますが
葉っぱはまだ開ききっていない感じで
迫力が足りません(笑)が存在感は抜群です。

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畚岳と後ろには秋田駒ケ岳

この日は名だたる名山たちが⛰
すごーく近く見える日。
最高の景色ですね~♪
何回も振り返ってしまいます。

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鳥海山

鳥海山と肉眼では珍しく月山も見えてました。
山頂の展望デッキまで行けば青森方面の山も
今日ははっきり大きく見えます。

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青森の最高峰 岩木山
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八甲田山
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雪解けが美しいガマ沼とミネザクラ🌸
ガマ沼と岩手山
八幡沼

湿原で咲き始めていた花たち

ワタスゲの花

ワタスゲはポンポンの綿毛が大人気ですが
6月中旬ころ1~2㎝くらいの黄緑色の小さな花が湿原の中でひっそりと咲いているんです。

ヒナザクラ(雛桜)
ミズバショウ(水芭蕉)


この日の湿原の主役な花は…

ショウジョウバカマ(猩々袴)

湿原に咲くショウジョウバカマ

科名 ユリ科
花期 5月下旬~6月中旬
花言葉 希望
分布 日本(北海道~九州)
生育環境 やや湿った場所、山地の谷沿い・亜高山帯の万年雪の近く・高山帯の高層湿原から人里近くの田んぼのあぜ道、と分布が広いです。

高層湿原に咲くショウジョウバカマは背が低い

ショウジョウバカマは春の花の時期だけ現れて
花期が終わると夏まで葉をつけてその後は土の中に隠れてしまう
スプリングエフェメラル(春の妖精)です。

スプリングエフェメラルの代表的なお花

キクザキイチゲ・ユキワリイチゲ・アズマイチゲ・
イチリンソウ・ニリンソウ・フクジュソウ・セツブンソウ
エゾエンゴサク・ムラサキケマン・カタクリ

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雪道と木道の境目は踏み抜きに注意しながら
ミツバオウレン(三つ葉黄蓮)
ミヤマスミレ(深山菫)

コミヤマカタバミ(小深山片喰)

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八幡平のコミヤマカタバミ

科名 カタバミ科 
花期 5月~6月
花言葉 喜びと輝く心
分布 北海道・本州・四国・九州
   アジアの一部・ヨーロッパ
生育環境 深山~亜高山帯のやや湿った針葉樹林下に生育します。

コミヤマカタバミはミヤマカタバミより小さい☝ 
葉っぱは丸みを帯びているので、ミヤマカタバミよりハート型が
くっきりしてます。
そして、八幡平山頂に咲くコミヤマカタバミは
花びらに鮮やかな紫色の筋が入ってかわいい花が咲きます!

コミヤマカタバミとウスバスミレ

雪解けが進みお花の種類がどんどん増える季節の八幡平でした。
長沼は本格登山道を1時間ほど歩きますが、御在所沼と八幡平山頂は
登山初心者の方、体力に自信がない方、昔は山登りしてたけどもう登れないなぁ⤵と言う方でもお散歩気分で気軽に歩けるトレッキングコースです。
ただ、八幡平は『たいら』なので山頂に登ったー‼という感覚にはなれないので、達成感が欲しい方は畚岳・茶臼岳とセットで登ることをお勧めします。

花山歩#4・#5・#6のYAMAP活動日記はこちら↓


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