第1回 オリエンテーション


 第1回なので、まずは私の自己紹介をさせていただきます。

○名前:れむーる
 私はワオキツネザルという動物が好きで、キツネザルをフランス語でレムールと呼ぶことにちなんでいます。動物といえば、動物の赤ちゃんってかわいい!とよくフィーチャーされると思うんですが(特に猫とかパンダ)ワオキツネザルの赤ちゃんは、勿論可愛いことは可愛いんですけど、いわゆるSNSでバズる動物の赤ちゃんたちとは、なんか違うベクトルの可愛さなんです。うまく説明できないのですが、大人のワオキツネザルのフォルムのまま、サイズだけ縮めた感じです。そういうところが私は好きです。気になる方は画像検索してみてください。

○出身地:日本
 ワオキツネザルだけに動物園の動物の紹介くらいざっくりしてますが、個人情報保護のためご容赦ください。ちなみに、ワオキツネザルの生息地はアフリカのマダガスカル南部だそうです。

○趣味:刑事ドラマを観ること
 今年に入ってから、テレビ朝日の配信サイトTELASAで『相棒』をシーズン1より前の2時間スペシャルから観ていて、現在シーズン6の終盤に差し掛かっているところです。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、相棒はもともと2時間ドラマ枠(今はなき土曜ワイド劇場)で何回か放送して、それが好評だったので連続ドラマになったという経緯があるんです。ちなみに外向きの趣味はピラティスです。本当にやってます。

○好きな食べ物:グラタンと、クッキーでクリームをはさんでいるタイプのお菓子

○好きな言葉:餅は餅屋

○好きな映画:いろいろあるけど、パルプ・フィクション

 私は過去の経験から個人情報とかプライバシー的なことにすごく過敏になっているところがあって、あまり個人を特定される情報は出したくないんです。しかし無名のくせに自分のことを何も説明しないで番組をやるのもどうなんだろうと思っていたところ、過去に見たあるものを思い出しました。
 それはガキの使いの笑ってはいけないシリーズで、女優の杉咲花さんが出ていらっしゃった回です。宝塚を模した尼崎歌劇団の面接を受けに行く女子生徒の役で、ロバートの秋山さんと一緒にガキ使メンバーが乗っているバスに乗ってきて、2人で面接でやる自己紹介の練習をするんですけど、その時の杉咲花さんの自己紹介の項目を今回使わせていただきました。個人を特定する情報がほぼ無いのがいいですね。

 私は、祖父母の影響で小さい頃からラジオを聴くのが習慣化していて、何となくですが、将来はラジオで話す人とか、ラジオ番組の制作に関わる人になりたいと漠然と思っていました。
 あと、ラジオの合間に流れる渋滞とか交通事故の情報を伝えてくれる道路交通情報センターのお姉さんになぜかずっと憧れを抱いているんですよね。あのお姉さんたちの声って、普通のラジオとはちょっと違う、独特の聞こえ方がしませんか?あの声が聞こえてくると謎の落ち着きがもたらされるんですよね。あと、ラジオなら顔を出さなくてもいいので私でもなれるかなと思ってました。「車の流れは順調です」とか一人でモノマネしてました。今もたまにやります。

 そして高校生の時に、今も付き合いの続いている仲の良い友人と出会うんですけど、彼女とはなんかもうずっと喋ってました。
 ある時、「うちらの会話めっちゃ面白くない?録音したらラジオみたいになるんじゃない?」と盛り上がって。あの頃は若いころの根拠のない自信、そして全能感に満ち溢れていました。早速地元の公民館のフリースペースに行って、自分たちの会話を携帯で2時間くらい録音しました。しかも、その時クラスで目を付けていた会話が面白そうな同級生を呼んで。うぬぼれてました。
 録音したそれがどうなったかはあんまり覚えてないんですけど、録音した友人から「聞くに耐えなかった」みたいなメールが送られてきたような気がします。私は一度も聞いていないんです。自分の声ってあんまり自分で聞きたくないし、本当に聞くに耐えなかったんだなと思って、たぶん私も聞かせてって言わなかったんですよね。それ以来、会話の録音は一切していません。

 このことがトラウマになったわけではないのですが、その後もラジオが好きな気持ちはありつつ、放送部に入るといったこともなく、独自に勉強することもなく、就職活動でラジオ業界の会社を受けることもなく、今の仕事もラジオとは全く関係がなく、つまり私は何も行動を起こしてきませんでした。しいていえば、道路交通情報センターのお姉さんにはどうやったらなれるのかはちょっとだけ調べて、募集が少ない上にわりと非正規雇用であることが多いと知って諦めました。ラジオもそうですが、芸術やエンターテイメントを仕事にするというのは、本当に才能がある一部の人にしかできないことで、しかも片手間でできるものではないという固定観念があったんですよね。そして、私はその才能がある一握りには絶対入ってないと思っていました。

 そういう考えが変わったのは、ここ数年、ラジオだけでなくポッドキャストを聞くようになってからです。ポッドキャストはやりたい!と思った人が自由に配信できる場なので、本当にラジオよりもいろんなバックグラウンドを持った人がいるんですよね。会社員の方とか、メディアには出ているけど話すことを専門にはしていない方とか。   
 そういった方の配信を聞いて、才能というものがもしあるならば、それはスキルとかひらめきというよりも、やりたいと思ったことをやりたいときに実現できる気持ちなのかなと思ったんです。やりたいことがあっても、実際は日々の暮らしに追われていたり、周りにどう思われるかという気持ちが邪魔をして、なかなか踏み出せないことって多いと思います。そういう自分の邪魔をするものを飛び越えて、やりたいことをちゃんとやるというのは、一種の才能ではないかと今の私は思っています。

 そんなこんなでポッドキャストを始めた私ですが、絶対やってみたかったことが昔からあります。それは自分のラジオ番組で好きな曲を紹介を交えつつ2~3曲流す、ということです。洋楽を流すとき、曲名をカタカナ風に読むか、ジョンカビラとかクリスペプラーみたいに流暢な英語の発音で読むか、どっちにしようかなという妄想までしてます。
 ポッドキャストでは音楽は流せないのですが、曲の紹介だけでも早速やりたいと思います。

 歌詞に歌い手の名前が出てくる曲、といえば、松本伊代さんの「センチメンタルジャーニー」が有名ですが、今回ご紹介するのもそういう曲のひとつです。ただ歌い手の名前が歌詞に溶け込みすぎているので、1回聞いてもどこに?となるかもしれません。そういうところも楽しんで聞いてもらえたらなと思います。
 家主で『家主のテーマ』。

 この曲、仕事帰りの特に疲れている時なんかに聞くと、すごく沁みます。あと、YouTubeの公式ミュージックビデオのコメント欄に「中村一義さんを思い出した」っていうコメントがあって、わかる!と思いました。

 曲紹介といえば、私が好きなラジオ番組の一つに、山下達郎さんが日曜の午後2時からやっている「サンデーソングブック」という番組があります。私は正直言って山下達郎さんの曲はクリスマスイブとドラマ「グッドラック」の主題歌しか知らないよレベルなんですが、達郎さんの話すときの声が大好きなので聞いてます。
 そんなサンデーソングブック、通称サンソンの名物コーナーが「棚からひとつかみ」、通称たなつかです。達郎さんのレコードコレクションの棚から気まぐれに選んだ1枚をかけるというコーナーです。私はこれも自分もやりたいとずっと思っているのですがレコードは持っていないので、私のAmazonミュージックの再生履歴からひとつかみとか、いつかやりたいですね。

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