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結婚できるとか、できないとかの話

ほど、ふわふわして抽象的な話あんまり無いと思う。

職場に独身男女がそこそこいるので、結婚からまだ遠い若手と既婚者がたまに独身の同僚について「あんなんじゃ結婚できない」だとか、「仕事はできるんだけど、結婚だけはできない」だとかそういった俗な会話に花を咲かせることがある。そうしょっちゅうではないけど。

私はそういうのはあまり好きじゃないので、話に巻き込まれそうになると毎回わざとらしくキョトンとした顔をして「そもそも、結婚 したいんですかね~」とだけ言い、そのあとはすぐ元の作業に戻ることにしている。
その同僚たちも別に話題になっている独身の同僚を罵りたいわけではない(幸運なことに、今の職場の空気は悪くない)ので、「いやぁ、どうだろ」なんて笑ってそこで話が終わることもある。

結婚することや子を作ることが必修科目だった時代に結婚適齢期を過ごした人たちは、結婚を年を重ねることと同じくらい当然のライフイベントくらいに思っていて、結婚してない人がなぜ結婚していないのか(結婚できないのか?)について何としてでも自分に納得の行く理由を見つけたがっているように見える。

結婚、できるできないの話じゃなく、あくまでするかしないかの話だと思うんですけど…。

しばらく前に着任した上司は、休憩室で若手がコンビニ弁当を食べているのを見ると
「ねぇ、それどこのコンビニ?」
若手「ミニストップです」
上司「ミニストップの弁当って不味いよね!w」
と平気で言い放つし、
たまたま女性社員の多い場面に立ち会うと
「ねぇ、気付いちゃったんだけどw ハーレムじゃんw」
と言ってしまうような人間だけど既婚者だし、子どももいる。

こんなのが既婚者か…と思うと、やっぱり結婚できるとかできないとかの話って本当にぼんやりふわふわしてるよな~と感じてしまうし、いくら暇でも結婚願望があるかすら定かでない人をこんな中身のない話の中心に引きずり出して赤の他人がやいのやいの言うのってかなり醜いなぁとげんなりする。

他人の生き方にあれこれ言って良いのって、その人にアドバイスを求められた時だけだよ。しかも言い方ってものもある。これは自分にもしっかり言い聞かせていく。

写真はお呼ばれした結婚披露宴で食べたハチャメチャに美味しかったフォアグラがのったステーキです。