魔女の証明は孤独の始まり

魔女がいないことを証明することは難しい

魔女の証明とか言うらしい

小学生の頃、誰かの上履きが失くなった
「誰がやったんですか?」と先生は教室にいる生徒に問い詰める

私は思った
そもそもこのクラスの人がやったのか?
他のクラスの人ではなくて?
下駄箱は誰でも通れるんだよ?

私はやっていない
と、どんなに言ってもこの無罪は晴れることがない

そうこうしているうちに
「みんなで探しましょう」となった

私は思った
これ、最初に発見した人が疑われるよ
誰もどこにあるか知らなくて、誰がやったかもわからないんだもの

学校が嫌いだ
こうやって小さな世界で人の潰し合いがある

でもね、その頃の私に言いたい
会社に勤めても同じことが起こるよ

どこへ行っても人が3人以上集まったらそうなる

一人がいいな
たくさんの中にいることは疲れることが多すぎる

孤独を感じる悲しさより
人の怖さを感じることの方が何倍も辛くて苦しい

魔女でも現れてこの世を変えておくれよ

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